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新人生論ノート (集英社新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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哲学者の随筆 ★★★★★
故郷、記憶、運命、笑いについて、自分の体験と交えながら、彼の研究がどのように展開してきたかについて述べている。
あまりにもの正直さに苦笑するところもあるが、哲学哲学していなくて、分野外の人には入りやすい本だと思う。
信頼できる研究者!! ★★★★☆
死にそうな目にあうと、あるいは死の直前に

過去の記憶が一瞬のうちに走馬灯のように

よみがえる・・・という「迷信?」

はベルグソンが発信源だそうだ。

木田氏は

いくら偉大な哲学者が言っていることでも

「おかしなことはおかしいとおもうべきであろう。」

と述べる。

この人の発言は信頼してもよいと感じたました。
随筆と哲学の架け橋 ★★★★★
ここ数年、木田氏は自伝や体験を織り交ぜて、
哲学を平易に説明してくれている。
本書もそのひとつである。

でも今回は、ぐっと、哲学色を薄めている。
敢えて言えば、むしろ随筆にちかい。

学生である私にとっては、
「故郷について」や「読書について」が
心に響いた。

誰でも、全十三章(+序章と終章)のなかで
ひとつくらいはお気に入りが見つかることだろうと
思います。
面白いです。 ★★★★★
大学時代に三木清の人生論ノートにはまって
何度か読み返したことがあり
たまたま書店でぶらぶらしているときに目にとまりました。
いろいろとどれも面白いのですが、
「笑いについて」 
が特に好きです。
 自分は哲学者でも何でもないですが、
なぜ人が笑うのか?「そりゃあ面白いから」
などと答える程度の人間で、今まで考えたことも
なかったのですが、
ここに書かれている笑いについての考察をよむと
おもわず、「ホー」と納得してしまいました。
そのほか、今まで手に取ろうと思いもしなかったような
哲学書もこの本でいろいろと紹介されているくだりをよむと
思わず紐解いてみたくなりますよ。
味わい深い人生論ノート ★★★★★
著者がいなければ、ハイデガーは現代日本での読者を相当数失っていたと思われる。本書は、ハイデガーを中心に幅広い研究・翻訳を世に出し続ける木田氏の人生論ノートである。

哲学者というイメージから想像される高踏的・衒学的なところは木田氏の文章にはなく、自らの人生を踏まえて、俗物的なところ・悟りすませないところを隠しもしない。各章のテーマである故郷・記憶・運命・笑い・人生行路の諸段階・死・理性・性格・読書・自然・戦争体験・遊び・時間といったトピックスに興味を持った人なら、読んで損はしないと思われる。エリートでもなんでもない庶民が共感できる哲学者は、日本広しと言えどもなかなかいない。

平易で穏やかな文体の中で、この人は教師としてはなかなか厳しい人物なのだろうな、とうかがわせるくだりもあって、そこがかえって興味深い。「性格について」の章にもあるように、他人の押し付ける性格などにわずらわされず、自分の関心を大切にして生きていきたいものである。