ロバ山さんに共感。
★★★☆☆
この4コマコミックエッセイ、
かなーり面白い。
主役は中小企業のOL、
ロバのロバ山さん。
彼女が語る、OLの心情が
これまた適格、かつ現実的で。
わかる〜ウケる〜
という感じです。
旦那サマも喜んで読んでいたので、
OLだけでなくって、
幅広い層に通じる
面白さといえます。
仕事帰りに
行きつけのバーに寄って。
「マスター、いつもの」
なーんて。
そんなのドラマだけだっつーの、マジで
このつっこみがたまらない。
会社の上司とのやりとりや、
女子社員とのおしゃべり。
何かやらなきゃと始めた英会話。
ひとり暮らししたいけど…と思いつつ
ごろーんと自宅のベットに寝っ転がって。
彼氏もいなくて、休みの日の
おしゃべり相手は母親だったりしてね。
そんなOLのフツーの日常。
でも、こんなに面白いの?!ってくらい、面白い。
“平凡”って、面白いんだなあ。
しみじみ。
一方で、
このままでいいのかな
わたしがいないと
本当に会社は困るのだろうか
なーんて、悩んだりもしてね。
著者は結局、
心機一転、イラストレーターをめざして
会社を辞めるんですけどね。
ところで、どうして
ロバが主人公なんだろう??
著者は言います。
重い荷物を背負いひたすら歩くロバ。
いつか野原を駆けることを
夢見ているんじゃないかと思うと
愛おしい気持ちになる
なんだか親近感がわきますよね。
マンネリの会社勤めにうんざりのヒトも
この一冊で気分転換してみては。
うーん……
★★☆☆☆
生理休暇を取って遊びに行くのと、社会人として認められたい、少しでも価値があると見なされたい、と願う事に何とも矛盾を感じる。
6年後輩のちょっと馬鹿な新人はどんどん偉そうになっていくけど、生理休暇で買い物に行ったりはしないんじゃないかな。
みんなで生理休暇を取るのが大事なんだよね!と力説する3人娘の仕事はその男の子よりクオリティの高いものなんだろうか。
それ以上に何の意欲もない主人公=作者の人生をダラダラ読まされるのは苦痛だった。実際は脱OLしてイラストレーターになり、多数の著書を発表する売れっ子であるのに。
栄えある孤独を謳歌できる人間なんて一握り、適当に結婚でもした方が幸せになれるんじゃないだろうか?と軽く絶望感を味合わせてくれる一冊だった。
OL4コマまんがの金字塔
★★★★★
ロバちゃんは普通のOLです。どのように普通かというと、仕事を持っていると言ってもキャリア志向ではなく(そりゃあ、キャリアウーマンをカッコイイとは思うけれど)、じゃあ恋愛や結婚に執着しているかと言うとそうでもなく(そりゃあ、素敵な彼氏がいたらいいとは思うけれど)。勤め先には実家通いで、シャレたアフターファイブなどほぼなく、夕飯はおもに母の手料理。そんなOLロバちゃんの、職場や家庭でのごくごくありふれた日常が描かれています。
ロバちゃんのクールな視線は、上司や後輩、ときに自分自身へのシニカルなツッコミとなり、また、そのクールな目は同時に、人の間に、愛情や思いやり、信頼やあたたかさが確かに存在していることを、そして人生の不安やせつなさを見つめています。
少し硬い感想になってしまいましたが、「OLあるある」が満載です。ロバちゃんのような「普通のOL」さんならきっと、笑って、そしてちょっと励まされることでしょう。
わかるわかる!
★★★★★
通勤途中で上司の背中を見て寄らなくていいお店に寄ってしまう・・・・会社にとって私は必要な人間なんだろうか?・・・・・などなど数えだしたらキリがないほど自分と同じ思いを持ったロバ子さんは他人とは思えません。中小企業のOLだって地道に頑張ってるんだぞ!とちょっと自信を持たせてもらった一書です。イラストもかわいい。
あなたがもし一般職OLだったら…
★★★★★
絶対共感できると思います!
一般職OLで、独身であればなおさら!
会社でムカつくこともあるけど、ちょっとしたことがうれしかったり、
このままでいいのかな…?って不安になるけど、
これが自分らしいのかも!って前向きになれたり…。
そんなOLだからこその気持ちを、すご〜く素直に描き出してる本です。