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危険な関係〈上〉 (岩波文庫)

価格: ¥693
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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世界文学の傑作  ★★★★★
映画にもなったが、書簡体小説で、18世紀フランスの貴族社会の退廃的性愛を描いて、サドなどよりずっと面白い。作者は果してこの主人公たち(悪人たち)を肯定しているのか否定しているのか、一般的には否定していると見られているが、実のところどうだか分からない。
ストーリーの解釈 ★★★★☆
こんなにじっくりと読み込んだ本は、今までに一冊もないかも。

手紙のみで綴られるストーリー。
すべてが語られることなく、登場人物達の視点のみで、彼らが自分の都合の良いようにストーリーを語る。

ナレーターという客観的な視点が不在の話は、こういう風なものなのかと感心してしまう。
読者の解釈こそが、重要になる話。


解釈は、自分の気分次第なのかもしれない。
長編書簡体小説 ★★★☆☆
 書簡体小説の長編。
 十八世紀フランスの社交界に渦巻くスキャンダル、という内容ではあるのだが、描かれているのは、心理的駆け引きが中心。色恋沙汰に事欠かぬ華やかな社交界、という世界ではあるのだが、結末に至っては、無常観を感じさせる。

 社交界の人間は、ほかにすることがないのか、と思いたくなるが、日本の源氏物語だって、こういう一面がないわけではないし、どのような社会にあっても、ある階層においては、起こりうることなのだろう。