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テスティファイ (CCCD)

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ワーナーミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   前作『ダンス・イントゥ・ザ・ライト』(1996年10月発売)以来6年ぶりとなる、フィル・コリンズのソロ7thアルバム。ソフトロック界の名シンガーソングライター、レオ・セイヤーのアルバムナンバーをカヴァーした1stカット<10>、軽快なビートの<8>、高らかに歌うミディアムポップ<9>、シンプルで優しいスローナンバー<12>をはじめ、グー・グー・ドールズ「アイリス」で第41回グラミー賞最優秀プロデューサー賞に輝いたロブ・カヴァロをプロデューサーに起用し、心に響く叙情的なサウンドを繰り広げる。スイスのジュネーブに移住し、愛すべき奥さんと愛息に囲まれて暮らすフィルの穏やかなハートが、心温まるミディアムサウンドからじっくりと伝わってくる。(速藤年正)
本当に最高の出来です! ★★★★★
流れから言うと「ボースサイズ」なんでしょうけど、その作品よりもノイジーな感じが全く無いです。
この作品ほど、聞き込んで味がでる楽曲そう無いでしょう。ジェネシスの「We can't dance」の後半が好きな人はピッタリだと思います。
商業的には失敗してることは間違いないと思いますが、レーベル側もこういう作品を今後も出し続けて欲しいです。
商業性と作品の質。。。比例しないんですよね。。。

2010年9月ごろ、ニューアルバムが出るみたいですね。彼の公式サイトから新曲が聞けますが、また路線が変更のようです。

というわけで、僕はこのアルバムを愛し続けます。これは彼の作ったヒーリングアルバム!
僕は、貴方のことを愛しています。 ★★★★☆
フィル・コリンズ・・・引退しちゃったんですね・・・。
なんか寂しいなぁ・・・。
じゃあ、これが、実質ラスト・アルバムってことですよね。

星は4ツですけど、フィルのラストを飾るのには充分だと感じました。
僕は、フィルのことがジェネシス時代から、大好きでした。

これからは、趣味と家庭に没頭するそう・・・、残された時間、精一杯楽しんで使ってください。

貴方のファンより。
「わかる人にわかってもらればそれでいいよ」という意図で制作 ★★★★★
 2003年秋に突如リリースされた傑作、僕はこのアルバムのリリースを全く知らず、新古書店で売られていたのを偶然発見し、慌てて購入した。僕のようなフィル大好き人間が新譜情報を全く知らないという状況では日本では売れるはずがない。
 内容は前々作「ボースサイズ」の姉妹盤といった内容で、「バットシリアスリー」のような豪華ゲストなし、フェニックスホーンもなしで、華やかさはないが、じっくり聞き込むと離れられなくなるような愛らしい楽曲が満載、1曲目の「ウエイクアップコール」は朝の寝ぼけた感じを巧みに表現したフィルらしい創意工夫ある曲、2曲目の「カムウイズミー」はフィルお得意のバラードで個人的には本作のベストトラック、そして中盤の盛り上がりがドラマチックなタイトル曲、ヒットしたレオセイヤーのカバー(フィルは静寂の嵐をリリースした1976年にスイスのスキー場でこの曲を初めて聞き、曲の良さに感動したらしい)など聞き応えある曲が並ぶ。後半にはなぜかコーダ部分が「リンダリンダ」に似ている曲が収録されているが、フィルは案外日本のポップスもリサーチして曲を制作しているのかもしれない。
「愛」がテーマ ★★★★★
日本でフィル・コリンズと言えばヒットメーカーであるとかサービス精神旺盛である等の良い評価ばかりだが、イギリスなど海外ではプライベート部分の詮索もあったりして酷評が続いていたらしい。2作前のBoth Sidesではプライベート・スタジオで出来るだけ自身のみの演奏で仕上げたこともあったし、前作のDance Into The Lightでは明るく軽快なイメージに拘って仕上げたこともあった。そして今作は、これまでの仕事一辺倒の姿ではなく、再婚した奥さんや子供と愛情に満ちあふれた毎日を一緒に過ごしたい、という気持ちが前面に出た作品が多くなっている。「愛する人がそばにいないと寂しい」「いつも愛する人と一緒にいたい」という表現をいろいろな角度から捉えている。中には愛するあまりストーカー的な行為に走る気持ちを表現した作品まであるほど。愛する気持ちの幸せ、つらさ、切なさ、怖さなど、素直な作品が多く、彼自身が自分の家族を大切に思う心境が伝わってくるようだ。昔の作品のようなポップなメロディにのせて社会風刺を表現していたのとは大きく異なり、フィル自身の心境として聴いてみると、フィル・コリンズという存在が以前よりも近いものに感じることが出来ると思う。
大人のためのポップス ★★★★★
前作ダンス・イントゥ・ザ・ライトは力み過ぎたせいか多少不満の残る内容だったけど、このアルバムでは妙に若さや力強さをアピールすることもなく、等身大の姿勢のフィルを前面に打ち出しています。他の作品と比較するならボース・サイズに近い雰囲気で、内省的なボーカルは優しく暖かい。80年代のような華やかさはもうなくなってしまったけれど、洗練された極上の大人のポップスが堪能できる一枚です。「世界で最も忙しい男」の異名はもう過去に遺して、これからはマイペースでクオリティの高い作品を生み出していってくれるフィルに期待しています。