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C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

価格: ¥599
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
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今回もある意味色々きわどい ★★★★☆
1冊の中で物語の緩いシーンと激しいシーンがバランスが良くシームレスに繋がっているのが読んでいて飽きさせません。激しいシーンではグロい表現も躊躇無く出ますし、緩いシーンでは誤解してしまうような単語を敢えて出す事でボケてます。結構ゆるゆるな設定に見えて、ストーリーは本気勝負な所がいいですね。あと5巻のイラスト間違い謝罪が6巻の最後にあるのは初めて見ました。
強さとは何かを既に知っているフィアの「強さ」 ★★★★★
期末テストを控えた勉強会やプールなど、春亮達全員参加のイベントが目白押しな第6巻。春亮を巡る恋の鞘当ては今回控えめにして、みんなで楽しく過ごすことを意識的に演出している様子。それは物語途中の、なかなか酷などんでん返しを際立たせるためであろう。前半でのフィアの心優しき振る舞いや、新登場【潰道】先生の悲しきエピソードなどでホロリとさせられた後だけに「流した涙を返せーっ」と言いたくもなる展開である。

今回のテーマはズバリ「強さ」であろう。ここでいう強さは、いわゆる孤高の強さでも毛の生えた心臓の強さでもなく、仲間と共に立ち向かう強さである。普段の切磋琢磨は当然ながら、同時に独りの限界も自覚し、一見歯が立たないと挫けそうなところを励まし合い助け合い知恵を絞って打開していく、そんな仲間を持つことの素晴らしさを示している。そしてそれは立場を越えた信頼関係を築くことでも成り立つことを、フィアと潰道先生とのやり取り、それもフィアから先生に伝えることで示す含蓄ある演出が秀逸。人のために善いことしようとするフィアが、人から教わったことを、頑なに心を閉ざす先生に毅然と諭す姿が凛々しい。

ところでプールではいろいろとお約束な場面もあったが(クリーチャー最高)、そんなことよりもこのクリーチャーと同等以上のモノをお持ちの潰道先生が、有り得ないほどの悩殺水着(というかヒモ)をお召しになっていながら挿絵が無いことには絶望である。あと絵師さんに一言。『おわびにいんちょーさんおいていきますね…』でプラマイで言えば断然プラスになってるからお気になさらず。このいんちょーさんカワイ過ぎ。