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暖簾 (新潮文庫)

価格: ¥420
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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暖簾の大切を、今だからこそ ★★★★★
大阪船場で暖簾を守っていく商人道を描く物語。

特に日本の商売道の大切にしてきたものが書かれているところに納得。
最近は少なくなってしまった、義理と人情。

それが山崎さんならではの、商売への愛情と徹底的な取材・歴史書の紐解きによって実現されている。
商売をやっている人、これから始めようとする人、必見!!
温故知新 ★★★★★
『華麗なる一族』や『白い巨塔』の著者である、
山崎豊子氏の処女作。
けど処女作からこれほどまでの作品を書かれてい
たとは正直驚きました。

この本に出会うキッカケは、『金持ち父さん、貧
乏父さん』という本のレビューを見ていて、その
中である方が薦めていたからでした。

『暖簾』と『金持ち…』、そこで述べられる職業
(ビジネス)に対する価値観は正反対である。
それらについての是非は各々いろんな意見がある
とは思うが、僕は率直に前者の心意気でこれから
の人生を歩んでいきたい。
ブランドの真髄を見る。 ★★★★★
あの山崎豊子さんの処女作である。

商売で一番大事なもの。暖簾。信用と置き換えてもよい。それがどうやって生まれ、成長していくか見事に描かれている。ブランドばやりの昨今ですが、これぞまさに原点である、と言いたい。
まさに関西商法!経営者候補はぜひ読んでみてください。 ★★★★☆
とてもテンポよく読むことが出来て、すがすがしい気持ちになれました。
昆布商というところに目をつけたのがさすがですね。
とろろ昆布にも2種類あることとか、お酢につけて柔らかくして加工するとか雑学的な知識も
楽しめます。
度重なるピンチもナニワ商人のど根性で切り抜けるその逞しさはぜひ見習いたい。

借金をして建てたばかり、大量に買い付けたばかりの昆布が、台風で水浸しになり
ダメになってしまったところから這い上がる所は必見です。

大阪の地理に詳しい方が読むと、実感として、とても楽しく読めると思います。
立売堀、丼池筋、千日前、船場、今も昔も関西商法の薄利多売、回転を効かせて
実利を取ると言うやり方は、とても参考になります。

鞘取り勉強・実践会
竹本淳一
大阪商人の商魂が詰まっています ★★★★★
大阪商人の商魂が満ちた時代があったんだなぁという読後感です。
大阪の当時の町の描写や暮らしぶりが随所に織り込まれており、情景を浮かべながら当時の活気が伝わってきました。
一つの暖簾が積み重ねてきた努力の結晶であり、その重みはその暖簾を持つ者だけが分かるのかもしれません。丁稚から暖簾分けまでの下積みと目利き、技術の研鑽、そして商売人の心意気など、商売の真髄が凝縮された作品でした。