胸が痛くなる。
★★★★☆
真実を知るのはとても怖いことだけど、
それを受け入れるため、受け止めるため葛藤する
主人公の女性はとても強いと思う。
今流れている時間・側にいる人たちは当たり前じゃない、
とても幸せなことなんだと認識させられた。
浅い
★★☆☆☆
いい話でした。しかしながら心に残りません。涙は止まります。つまらないとは言いませんが、たいしたことないです。
命の存在
★★★★★
作者はこの小説を書く動機になったものは何なのだろう。読後、最初に思ったことです。
それを想像するのが読者の楽しみなのかもしれません。
愛する人を失うとても悲しい出来事。そのときの記憶を探る主人公。知らなくてもいい事実もあると、他の人は言ったりする。
そして、ラスト。命の存在を確認できたときに、主人公はそれをどのように喜んだのだろうか。
映画化されるとのことですが、ラストをどのように演じ切るかが、文章を読むのと違う楽しみが期待できます。
最後はやっぱり泣きました。
★★★★★
本屋のおすすめ本にあったので、表紙にも惹かれて買ったのですが・・・けっこうじんわりときます。2時間くらいであっという間に読破してしまうほど、かなりやめられずに入り込んでいけます。その次をどんどん知りたくなる感じですね。すばらしいのはやはり、最後のクライマックスシーンです。ネタバレするので書きませんが、涙腺が刺激されて、思いっきり泣いてしまいました。
大人の人にこそ、おすすめしたくなる本です。
宮崎駿作品に近い?? 映画にも期待しています。
★★★★★
素直に感動させてもらいました。小説としてはすごくストレートだし複雑ではないけど、表現の技巧は本当に素晴らしいと思います。1ページ読んだだけで、主人公の世界観や感情にすぐに入っていけるし、その人物の過去になぜかとても懐かしい気持ちにもされます。それってすごいですよ。たとえて言うなら宮崎作品。内容は決して難しくないんだけど、その表現が卓越していて奥が深い。
近頃映画になる小説は多いですが、この作品は期待できると思います。病気もののパターンでただ泣かせるものが多かったですが、この作品は「人の記憶」に焦点を当てていて、もっともっと人間の心理の深さを描いています。そういう意味で、前述したとおり複雑ではないけれど、オリジナリティに富んだ新しい作品だといえると思います。