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北壁の死闘 (創元推理文庫) (創元ノヴェルズ)

価格: ¥1,296
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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感想 ★★★★★
 アイガーは、スイスを代表する標高3,975メートルの山だ。富士山と比較すると、アイガーの標高がおよそ200メートルほど勝っている。それだけで、いかにアイガーが大きな山であるか想像できる。写真や動画投稿サイト等でその姿を見ることが出来るが、そこでは、山下に鮮やかな緑が茂り、雄大にそびえたつ美しいアイガーの姿。一方で、厚い雲と雪に覆われ、所々むき出しの岩壁が見え隠れする、神秘的な雰囲気をかもし出す姿がある。季節や天候によって、山の表情は様々に変化するのだ。
 本作品は、フィクションとノンフィクションの部分があり、そこが、本を読み進めていくにつれ、現実味を帯びさせ、没頭して読むことが出来た。専門用語や様々な機器の取り扱いなど、登山の経験が無い人にとっては、情景を捉えにくい箇所が多々ある。しかしそれを差し引いても、十分に楽しめる内容が作品中では描かれている。アイガー登攀にあたり、様々な考えを持つもの同士が、厳しい環境の中で助け合うシーンは、読んでいて心を熱くさせるものがある。作品の序盤では、戦争によって市民の生活が圧迫され、辛い現実がしっかりと描かれていたが、登攀しているシーンにおいては、任務のことや、戦争の残酷さをほとんど感じさせない。戦時中であることを忘れさせるような臨場感があり、生きるために成さねばならないことを、登攀している全員が感じ取って、必死であったところが印象的である。様々繰り広げられる展開が、読み終えるまで気を抜くことを許してくれないそんな作品である。
まさに “アイガー北壁の死闘”と呼ぶにふさわしい超一級の山岳冒険小説 ★★★★★
邦訳された’87年、「第6回日本冒険小説協会大賞」の外国軍大賞受賞作。また、早川書房の『ミステリ・マガジン』のアンケートをもとに’92年に刊行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』において、「冒険小説ジャンル」で第10位にランクインしている。さらに’88年、「このミステリーがすごい!」創刊号海外編で第3位にランクインもしている。


時は第二次大戦も終盤、欧州戦線において起死回生を図るべくナチスドイツは秘密の特殊作戦を敢行する。それは原子爆弾製造で、英米軍に比べて遅れをとっている自軍の研究開発を有利にするため、スイスの、今は観光で有名なユングフラウヨッホの連合軍研究所からデンマークの原子物理学者を誘拐するというものだった。集められたのはシュペングラー軍曹以下の山岳登山経験者たち。彼らは厳しい訓練ののち、現地へと向かう。第1部「勇士たち」がその前段部分で、第2部の「極秘任務」がその実行である。

物語は比較的平板な第1部を経て、第2部にいたって俄然緊迫する。スパイにより情報をキャッチされたシュペングラーたちは窮地に陥り、世界的に最も急峻といわれるアイガー北壁の頂上をめざす登攀を強いられる。情け容赦ないアイガー北壁の大自然の猛威と、岩壁登攀に詳しい海津正彦の翻訳による正確で迫真の登山描写とで、圧倒的な臨場感が醸し出され、本書は読者に息継ぐ暇を与えない。いみじくもシュペングラーは作中で「この山にいると、戦争が何とも卑小なものに感じられてくる」と思い描く。

また本書は、プロローグとエピローグが現代で、BBC補助調査員のドキュメンタリー・タッチのミステリー趣味があったり、シュペングラーらの仲間同士の友情や連帯の人間ドラマがあったり、彼とスパイのヘレーネとの淡い禁断の恋があったり、決して長い長い大作ではないが、それに匹敵するだけの重みと奥行きが凝縮されている。

本書は、まさに“死闘”と呼ぶにふさわしいストーリー展開と謎解きの興趣、人間ドラマの深みに満ちた超一級の山岳冒険小説である。
まさに “アイガー北壁の死闘”と呼ぶにふさわしい超一級の山岳冒険小説 ★★★★★
邦訳された’87年、「第6回日本冒険小説協会大賞」の外国軍大賞受賞作。また、早川書房の『ミステリ・マガジン』のアンケートをもとに’92年に刊行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』において、「冒険小説ジャンル」で第10位にランクインしている。さらに’88年、「このミステリーがすごい!」創刊号海外編で第3位にランクインもしている。


時は第二次大戦も終盤、欧州戦線において起死回生を図るべくナチスドイツは秘密の特殊作戦を敢行する。それは原子爆弾製造で、英米軍に比べて遅れをとっている自軍の研究開発を有利にするため、スイスの、今は観光で有名なユングフラウヨッホの連合軍研究所からデンマークの原子物理学者を誘拐するというものだった。集められたのはシュペングラー軍曹以下の山岳登山経験者たち。彼らは厳しい訓練ののち、現地へと向かう。第1部「勇士たち」がその前段部分で、第2部の「極秘任務」がその実行である。

物語は比較的平板な第1部を経て、第2部にいたって俄然緊迫する。スパイにより情報をキャッチされたシュペングラーたちは窮地に陥り、世界的に最も急峻といわれるアイガー北壁の頂上をめざす登攀を強いられる。情け容赦ないアイガー北壁の大自然の猛威と、岩壁登攀に詳しい海津正彦の翻訳による正確で迫真の登山描写とで、圧倒的な臨場感が醸し出され、本書は読者に息継ぐ暇を与えない。いみじくもシュペングラーは作中で「この山にいると、戦争が何とも卑小なものに感じられてくる」と思い描く。

また本書は、プロローグとエピローグが現代で、BBC補助調査員のドキュメンタリー・タッチのミステリー趣味があったり、シュペングラーらの仲間同士の友情や連帯の人間ドラマがあったり、彼とスパイのヘレーネとの淡い禁断の恋があったり、決して長い長い大作ではないが、それに匹敵するだけの重みと奥行きが凝縮されている。

本書は、まさに“死闘”と呼ぶにふさわしいストーリー展開と謎解きの興趣、人間ドラマの深みに満ちた超一級の山岳冒険小説である。
最高の山岳小説 ★★★★★
 かつて読んだ山岳小説の中では最高におもしろかった。アイガー北壁登攀が題材だが、第二次世界大戦時の逸話が、単なる登攀もの小説とは一線を画す背景となっている。登場人物のほぼ全て(捕虜?)までもがクライマーで、凡人には無理と考えられる程度までは自力でアイガー北壁を登ってしまうところはどうかと思うが、それをさしい引いても前フリからエピローグまで一気に読ませてくれる(エピローグは「予想通り」という人もいるかも?)。
 クライミングや登山に興味がない人にもお薦めできる一冊だと思う(ちなみに、一応巻末にクライミング用語の解説もついています)。
あり得ないから最高! ★★★★★
ストリー展開は申し分なし。味方も敵もかっこよし。これが冒険アクションの条件。敵がダサければ只のドンパチ小説。とにかく主人公が、絶対ありえねえーコトをやってのけてしまう。冒険小説なのだから、こういうヒーローがいてもよいのだ