エッセイって、

うわあ、こんな考え方もあるんだなぁという、感動

うんうん、そうそうって思ったり、

もやもやした思いが活字になっていて、

なるほどそういうことかと思ったり。

感性の合わない人のエッセイは読んでいて、とても悲惨ですが、

三浦さんは、なるほどと。

しかし、妄想しまくる人ですねぇ。すばらしいです。

面白いですよー。そう、声をたてて笑ってしまうほど。

何の先入観もなく、しをんさんのエッセイを読んだのですが
しをんさんは、文体で人を笑わせることのできる方なのですね。
しかも、下品でなくほどよく知的に。

ときにテーマはそこそこ上品から逸脱したものだったりしますが
知性が文章のうしろに後光のごとく輝いているので
結果的に、ぜんぜん下品にならないのです。

そして読後、異常なまでの親近感を抱いてしまうのはナゼでしょう。
ちなみに、しをんさんの小説は、エッセイとは違いシャッキリ二枚目です。
そんなギャップも、幅広い知性のなせるわざでしょうか。

常々物書きさんというより出来のいい妄想が「小説」として形をなしているのでは?とうっすら思っていましたが今回改めて実感。
マンガから小説、音楽からファッションまで身の回りの細々したことから迸る辺境の情熱と妄想にニヤリとしたり身につまされたり。
ただ重要なのは一見辺境からの言葉のようにみえて極めてスタンダード。無責任ではありません。
サクサク読めるのはその思慮深さからくることに気づきます。

え〜面白いです。
こんなことにそこまでもよくもまぁ突っ込めるなって勢いですｗ
興味なかったことでも、見てみようかな？って気になれます。
ええもちろん、斜めから目線でｗ

果てしない妄想に尊敬の念すら抱けましたｗ

三浦しおんさんの作品で最初に読んだのが、「しろいへび眠る島」でした。面白かったのでエッセイを読んでみたらびっくりっ！しおんさんってこんなひとだったのか…。
漫画大好き、バンド追っかけ、BL好き。古典や純文学も好きみたいで、やっぱり文章が綺麗です。
でも内容は胸毛の話だったり…。そのギャップにハマり今エッセイその他もろもろ読み漁っております。
辛酸なめ子程スパイシーではないけど同じ匂いを感じる。