一気に読み終えてしまった。この本には、実に恐ろしい事が書かれている。
この本を手に取ったのは、日本の教育の現状が今どうなってるのか？概観してみようかな？
程度の軽い気持ちだった。しかしそこに書いてあるのは、日本の教育が破壊されていく様、教育現場の慟哭が聞こえてくる。

日本は今後更に少子高齢化が進み、子供たちは国の宝として、成長して日本を支えなければならない。
しかしその成長の場が、現場を知らない、もしくは知っているけど自分の地位しか考えないような、浅はかな考えしかない者たちに蹂躙された教育の場しかないとしたら、国家は経済ばかりではなく、人材の面でも破綻するだろう。

著者はその処方箋を示しているが、それを実践するのは、我々大人の国民と子供たちである。
自分に何ができるのか？考えさせられる本である。