わかりやすい・・しかし、このタイトルはちょっと
★★★★☆
円や金利、貿易赤字、物価など経済のさまざまな「パラメータ」の関係をわかりやすく解き明かしています。しかも、過度に単純化せず、「こうかもしれないし、場合によってはこうなるかもしれない」という風にまじめに説明されている点は好感がもてます。
内容はいいのですが、このコテコテしたタイトルは残念です。
経済学導入本ながら為替相場の要因について深く追求されている実践本
★★★★★
何が株価を変動させる要因になっているか、ってきちんと説明できますか?
日々経済ニュースでは円相場の変動や要因となるさまざまなニュースを提供し
てくれる。
そのどれもが世界経済のどこかになんらかの形で結びつき、モノとカネの流れ
を示唆している。
実際の経済はいろいろな要素が絡み合って、複雑に、経済評論家でさえも事実
と原因を結びつけることは容易いことではないことも大いにある。
ただ、この本はその第一段階として、まずはひとつのトピックに着目して、そ
れが円やドルをどのように動かすことになるか、という疑問を解いていく。
そのため、経済学初心者の私でも「なるほど、こういうワケがあったのか」と
ちょっと知っただけで得意気になってしまうほどの本です。
それでもこの小さな疑問と解決の積み重ねが、世の中の経済を知るきっかけと
なることは間違いないです。
最後には「実践の部」として30問の為替相場に関する一問一答形式の問題が出
題される。
だた「ドル安円高またはドル高円安要因」と答えるだけでなく、その理論をき
ちんと説明できて初めて理解できた、と実感できるはずです。
基本書で理解できなかった部分が理解できた。
★★★★★
マクロ経済学の基本書では、細かく記述されていない部分がイメージできて基本書の理解につながった。ただ、一度もマクロ経済学の教科書を読んだことのない人が読むには、骨が折れるのではないかと思います。なんの知識もなければ、私の場合、数ページ読んでいやになる部類の本です。
もう少し簡潔に。。。
★★★☆☆
結論から言うと、「経済学入門」類の古典では説明しない、実際の経済をベースに説明しているので、為替が理解しやすい。
しかし、余りにも説明が冗長だ。もう少し簡潔に図を用いて説明出来ると思う。この本には命題が5つあり、それを順次解説していく手法を取っているが、命題1は「面白いほどよくわかる日本経済入門 円高円安編 マンガ経済の黒帯シリーズ」の方が簡潔にまとまっていると思う。
街角の為替分析テキスト
★★★★★
為替が難しいのは,例えばある時は米国金利が上がったからドル
が買われ,ある時は米金利が上がると米国株売られてドルもつれ
安になるというように,同じ材料が上にも下にも作用するという
独特のリアクションにある.なぜこうしたことが起こるのか,二
つの結果を分けるものは何か.
本書は身近なファンダメンタルズに基づく為替の読み方を,モノ,
カネ,投機という三つの視点から説明している.本書によって為替
を理解する筋道をくりかえしなぞっているうちに,ニュースを見た
時に条件反射できるようになる.
この練習をしないでチャートを追いかけても,いつかはしごを外さ
れて途方にくれる時がくるのは目に見えている.