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もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
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小谷野先生に提案 ★★★★☆
この本についてのレビューではないですが(汗)。小谷野先生に取り上げて頂きたいテーマがあり書き込みしました。
男性は(特に中年以降の)、女性に対してはやたら注文をつける癖に、女性側から品評されると、怒り狂う傾向がありますよね。これについて、是非先生のご意見をお聞きしたい。
先生は最近、『美人好きは罪悪か』という本を出されました。別にいいですよ。…ただ、その分、女性の“イケメン好き”も認めるべき。そうは思いませんか?
美しいものが好きなのは、女性も同じ。だから今は男性にも、それなりに容貌が求められるのです。不況のせいで、女性にも経済力が求められるようになったように。
もてない私 ★★★★☆
年金生活で暇人の私は昼間からビールを飲み恥じ多き人生を「総括」するときがある。星の数ほどこの世に女性がいるのに1人くらい俺にひっかからないのは何故なんだろう?終身打率限りなくゼロである。20歳若ければ自殺してる。早慶戦が終わって新宿歌舞伎町に早大新聞会のNとナンパに出動して10人ほど声を掛けたがすべて空振り。以来ナンパはしたことない。早稲田文学部は男性・女性半々くらいか?学生運動で女学生のオルグはしたが「ロマンス」に発展したことなし。東大のI君は関西人で東大女学生の下宿はおろか銭湯まで押しかけ「警察を呼ぶわよ」と言われたそうだ。よくしつこくやるのがこつだというけど警察呼ばれてはね。押しても引いても駄目だった。警察の手配写真には「色白、ハンサム」と書かれていたと公安のデカが取り調べで教えてくれた。警察に「ハンサム」といわれてもね。鴻上の「ヘルメット」のAさんには何でも話せて「ゲバ君はときどき面白い」と言われたけどこれは吉本隆明の「ニュートラルな男女関係」だからである。吉本はそれが一番いいというけど。そうかな?
もてない男のための ★★★★☆

この本は
もてない男の
もてない男による
もてないのための
本です。

みんな読むといいよ。
体系的恋愛学 ★★★★☆
構成が非常に体系的で、よくぞここまでアカデミックに恋愛を研究したものだなというかんじです。この本が研究なのか、文芸評論なのか、啓蒙書なのかということを問われる人も多いと書いてありますが、著者はエッセイだと言っています。たしかに、面白おかしく味付けがしてあって楽しく読めるという意味ではそうなのですが、様々な文献に対する批評的なコメントや恋愛を体系的に捉えて直している点において研究といってよい代物だと思います。コミュニケーションスキルを磨けば恋愛ができるという主張に対して、恋愛という場が無ければコミュニケーションスキルはそもそも磨けないというのはその通りだと思います。もちろん恋愛だけがコミュニケーションの場ではありませんが。
恋愛欲っていうのは今の若者もやきもきしてるのでは ★★★★☆
恋愛は現在非常に価値があるものとして世に認められていると思いますが、その恋愛を
語る際の言葉に「恋愛欲」っていうのがもっと使われるようになればいいなあと思いました。
恋愛欲と性欲は全く違う欲求で、恋愛欲が満ちた状態が、必ずしも性欲の満足と一致しないことは経験則から明らかであるのにもかかわらず、適切に分けられて表現されていないように思います。
セックスレスの恋愛なども、私は雑誌などで始めて見た時に驚いたものですが、恋愛欲という
概念をこの新書で発見し、今更ながらなるほどと思ってしまいました。
著者はもしかすると未だに恋愛欲が満ち足りていない中年男性なのかもしれませんが、その慧眼には、恋愛欲が満ち足りている人たちも驚嘆するのではないでしょうか。