~ここに挙げられている『強度行動障害者』達は実在する
つまり、こういった悩みを抱える家族があり、こういった障害を有する人達が生きている
身近に障害を有する人がいない場合、自分から手を伸しその世界へ飛び込まない限り、決して目にすることの無い壮絶な暮らしぶり
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本書はそれを、障害者福祉に携わったことの無い人にも、イメージし易いように書かれている
イメージし易く書かれているが故に、専門書というよりむしろ小説のようだ
ここに書かれた支援方法や援助観は、現在言われている『ノーマライゼーション』とは反すると思われる向きもあるだろう
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だが、真に社会に受け入れられる『不適応行動者』の姿とは何か? それを真摯に目指しているという点を汲み取って欲しい
そこから先の判断は、個々に委ねたい~