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社会科学入門―知的武装のすすめ (中公新書 (760))

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論社
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入門者・大学1年生にはあまりおすすめできません。 ★★★☆☆
良書だと思いますが、入門者・大学1年生向きではない
という意味で星3つです。

理由は3つ
1.政治学や経済学といった特定分野での知識をある程度持って
  いないと、その上位概念である「社会科学」は理解できない。
私の指導教授が言っていました。
「専門分野が異なる人とでも、根底にある社会科学とは何たるか
を理解していれば、同じ土俵で話ができる。しかし、専門分野を
ある程度深く学ばなければ、根底にある社会科学を理解すること
は難しい」

2.ハウツーがあまり良くない
「科学的思考」「作文」「情報処理」などといったハウツー
(どう社会科学するか)に多くの紙幅が割かれていますが、
今となっては内容が古かったりであまり良くありません。
いわゆる「ハウツー本」の中にも、思考技術や作文技術を
扱った良いものがあるので、そちらで学ぶ方が良いでしょう。

3.文献案内が難しすぎる
『二コマコス倫理学』『社会契約論』『公正としての正義』etc…
入門者には読めません・・・
大学入学時に買うべき本 ★★★★★
この本は、複雑化する社会における疑問をいかに掘り下げるかを体系的に示そうとしたものである。著者は、社会現象の説明と解釈、社会を批判するという3点を社会科学の3つの課題とする。その上で、発想、観察、情報処理、分析と総合、主張、表現といった社会科学で必要な一連の作業について、具体的にどうしたらいいかという手がかりをテーマごとに分類して述べている。
社会科学では、既存の社会科学者の論理を知る、歴史を知る、というように、概念的知識を得ることが少なくない。そのように受動的にものの見方を学ぶ中で、著者が、自分の疑問を深める過程で読者の経験に基づく積極的な発見学習を重要視することは、興味深く貴重な指摘だといえる。
私のビート板 ★★★★★
報じられるベルリンの壁やソ連やバブルの崩壊の意味が分からなかった高校時代。そんな私が、大学の入学式の直前に手にしたのが本書。とりあえず、政治、経済、国際関係を幅広く勉強してみようと考えていたからだ。「社会科学とは何か」という第1章に続いて、「古典に親しむ」「歴史を知る」「科学的思考を身につける」「批判精神を養う」「好奇心を持つ」「発想を豊かにする」「自分の眼でみる」「議論を好む」「作文を習慣づける」「情報処理のシステムを作る」「数字に強くなる」「外国語をものにする」と続く。各章は、始めに一般原則が述べられ、次いで、その章のテーマに即した具体例が載せられているという構成。本書の最後は、政治学、経済学、社会学の文献案内で締めくくられる。私にとってこの本は、社会科学という得体の知れない大海を目の前にして与えられたビート板だった。載せられている政治経済情勢は大きく変わり、インターネットの出現は「情報処理」を扱う章を急速にアナクロ化させてしまった(私が読んだ当時はそうでなかったのに!!)。しかし、ここで述べられている方法論やスタンスはいつの時代でも不変であり、本書は全く古びていない。
学問のすすめ ★★★★★
学部1~2年生にぜひ読んでもらいたい。研究者を目指すのであれ、大学を卒業したら就職するつもりなのであれ、学問的な考え方を身につけておくにこしたことはない。なお、著者は日本を代表する政治学者である。