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Sonic Boom

価格: ¥1,159
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
Amazon.co.jpで確認
衝動的なアタックを口笛のように ★★★★★
吹いちゃうんだよねぇ。。彼ほど情熱と勇気にあふれるトランペッターはいない。この一枚は10年以上もお蔵入りしていた作品なの
ですが、ふざけんなってぐらいいい仕上がり。彼をここまでノリノリにさせているのは、テナー奏者のニューマンの影響も大きい。
テキサス・テナーなんて言われるが、ただ図太いだけではない。邁進するスピード感と旺盛なフレージングを備えた第一級の奏者
ですね。サイドマンなんかに納まる存在じゃない。それがここでモーガンとぶつかる。凄まじいよ。
お薦めがやはりタイトルトラックの素晴らしさ。ここでのモーガンはソロを音響空間に突き入れてる。それがリスナーに突き刺さる。
頭じゃなく、はらわたに突き刺さる。その圧倒的快感を味わなきゃどうする。
またそんなノリノリ感がドラムのヒギンズと相性抜群。彼はあまりに元気すぎることもあるけど、ここではそれがプラスになってる。
お茶の子さいさいと言わんばかりに爆発するのよ。激発するのも屁の河童。
そして改めてモーガン。。やはり彼のプレイは止められない。パワーだけじゃない。喜怒哀楽の豊かさも特質。一時期は面白い
アイデアも出したが、基本的にはジャズに新たな創造性を持ちこんだわけではない。だがこのラッパは革新的。ハバードの
ラッパが革命的なら、モーガンのラッパは革新的なの。革命は往々にして暴走するけど、革新は常に現実を見据えてる。一貫して
彼のプレイは優しく心地よい。邪推だが、自分自身でもトランペット一つでここまで大成功するとは思ってなかったのでは
ないかと感じる。リアルタイムで評価されながら、その価値が永遠に変わらない稀有な存在だろう。つまり誰でも惚れる。参るね。
お蔵入りはもったいない・・・ ★★★★★
お蔵入りとなった
2つのセッションをカップリングした
お徳盤です。

1967年のセッションは
なんとDavid"Fathead”Newman(ts)とのコンビ。
#1,6などは曲もよく出来ており、
とても楽しいです。

1969年のセッションは
Julian Priester(tb), Geroge Coleman(ts)との3管で
やや分厚いサウンド。
#13はちょっとご愛嬌(これはしまっとけ!)。

The Sidewinder(4157)以降のLeeは
Billy Higginsの闊達な太鼓を使って
金太郎飴のごとく
同じスタイルのアルバムを作り続けましたが
「またか」という感じにはなりませんね。

この人のラッパはほんとうに楽しいです。
非CCCD ★★★★★
connoisseur cd series LIMITED EDITION

April 14 and 28, 1967 (1-6)
LEE MORGAN
DAVID NEWMAN
CEDER WALTON
RON CARTER
BILLY HIGGINS

September 12 and October 10, 1969 (7-13)
LEE MORGAN
JULIAN PRIESTER
GEORGE COLEMAN
HAROLD MABERN
WALTER BOOKER
MICKEY ROKER

CCCDではありません。

後期リー・モーガンの佳作 ★★★★☆
30歳前にしたアーティストの作品を後期のアルバムとして位置づけざるを得ない点から見ても、モーガンの早熟さと夭逝ぶりがしのばれる。10代の終わりからすでに成熟したプレイを見せた天才だけに、有能さを超えたその後の活躍を望むのはやや酷だったのかもしれない。サイドワインダーというジャズ・ロックの大ヒットによる成功が、モーガンの才能や実績に少なからず水を差した形として受け取られたならば残念なことではあるが、それでもそれ以後の彼の演奏は相変わらず他の追随を許さないバイタルで秀逸な個性を持っていたことに変わりはない。このアルバムでもニーキー・ピート、ザ・マーセナリー、ソニック・ブームといった曲をソウルフルでハードにバリバリ吹きまくっていて小気味いいし、当時の快調さも十分うかがえる。またバラード、アイル・ネヴァー・ビー・ザ・セイムではモーガンの歌心がストレートに伝わってきて心地よい。このアルバムが吹き込まれた5年後の72年、煌びやかで哀愁を帯びたトランペットのトーンをわれわれの心に刻んだ天才は、わずか34歳で射殺され不帰の人となったのである。