同じ音楽でも違う土地で聴くと違う印象を受けるのですが、このCDはダラスにいた頃良く聴いてました。アメリカの夜の都会の中を歩きながら聴いているとこのサウンドがよ~く合うんですよね。豪華なメンバーですが、一番凄いなとおもうのは、一曲残らずいつでも口ずさめる名曲だということ。10曲も入っているのに、これは凄いことだと思います。でもその中でも特に好きなのは、最初の"Seve years of good luck"、そしてアルジャロウ登場の3曲目と、マイケルフランクス登場の5曲目だろうか。このアルバムでは、曲によってメンバーが違うが、オマーハキムとマーカスミラーがやはり全体的なトーンを決定していると思う。柔らかくてゴージャスなビートを作っていてその上をジョーサンプルがセンス良くピアノを転がすの図。ジョーサンプルが好きでこれを聴いたことが無かったら即死です。
この作品はマイケルフランクス/アルジャロー/テイク6も同時に楽しめちゃう豪華なCDだ。てことはお金がかかっているつうこと。悪いはずがない。私の好きなピアニストはブライアンシンプソン/ジェイソンリベロ/キムペンシル/ミッチェルフォーマン/リッキーピーターソンなのだが当然この人も大好きな人のひとり。なんか感触がミシェルペトルチア-ニに似てるなああ。てことは洗練されてて詩情があるってこと。この人の持ち味はファンキーな所だが、こんなにおしゃれにきめていいのかなって感じです。ジャケットがなんかパチンコ屋さんにいそうなおやじなので少し不満です。彼ってすごく本能的にピアノを弾くので好きなのです。他におすすめはInvitation/Carmel/Voices in the rain ですぜひ聞いてみて下さい。あなたが気が滅入った時にこのCDがきっと救ってくれると思います、そんな素敵なアルバムです。