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漂泊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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終わってみれば・・・ ★★★☆☆
 本書もつかみはナイス!

 でも終わってみると、良くあるパターン!

 しかししかししかし!

 堂場瞬一さんに期待しています!!!!
まぁ標準的なレベルだが ★★★☆☆
ついに堂場モノがテレビに。
高城が沢村一樹とは、まぁお手軽なというのが印象である。
とりあえず見るだろうが、高城の複雑さをセクスィー部長に出来るのかお手並み拝見というところ。
高城より若い役者を持ってくるなら、外事警察で見事な演技を見せた渡部篤郎にしてほしかった。
また、私は、高城を「太陽にほえろ」のやまさんこと露口茂をイメージして読んでいたので、
正直あまりの落差にがっかりである。

さて、本書であるが、高城シリーズとしては可もなく不可もなくというところ。
堂場モノは、すぐ筋が読めるが、これはちょっと引っ張る。
ただ、その引っ張り方には賛否両論あるだろう。
私は非の方。
また、作家の心情に触れているところが多々出てくるのだが、
それが、多作作家として堂場の言い訳に聞こえてしまうのは穿ちすぎか。
まぁ相当のファンにはとりあえず読んでおけばとおすすめするが、
堂場を2,3作読んだ程度という方にはおすすめしない。

これだけははっきりいえることだが、
多作ゆえ、クオリティが下がっていることは確かである。
一時のブームで終わってほしくない作家だけに残念。
今野敏のように、再評価され山本周五郎賞まで取れる作家にはならずに、
使い捨てされる作家で終わりそうな気がする。
同い年のものとして、一言。
「ちょっと休めよ。ラグビーにもハーフタイムがあるように。」