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オペラ座の怪人 (創元推理文庫 (530‐2))

価格: ¥777
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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「オペラ座の怪人」の感想 ★★★★☆
 主人と娘2人がイギリスに行ってこのミュージカルを観るということで、参考にするために購入しました。
 この他にも、映画のDVD(2004年)も観たのですが、内容はかなり違います。
 ミュージカルの参考にということでしたら、DVDだけで十分でしょう。
 でも、原作との違い、あるいは原作そのものを楽しむということでしたらお薦めです。
 ちなみに、うちの娘は原作の方がクリスティーヌの性格が強いと言っておりました。
 私もそう感じましたが、どちらのクリスティーヌもそれぞれの魅力があると思います。
憎めない彼 ★★★★★
酷い事も沢山しますけど、それが愛ゆえにって言われると何処か狂気的に感じ、それど同時に憎めなくて彼に対する愛着もわきます。生まれたときからの醜い顔。顔を見たくないから、マスクもお母さんにプレゼントされたって言ってました。 愛する事も、愛される事も分からない。とりあえず、自分を恐れず構ってくれる人がいるなら その全て行為、感情を”愛”と感じたのでしょう 彼にとっては、恐れられているのも、嫌われているのも、どれも同じなのです。愛しい人が吐いた言葉を、最後まで信じた。その純粋さが、またファントムの魅力を高めるものなんでしょうね。
怪人の愛の終焉 ★★★★☆
ミュージカルや映画で有名な本タイトルですが、まず原作から読んでみました。
ガストン・ルルー1910年の作品ということですが、
オペラ座を舞台にしたロマンや幻想の香りを味わえたとしても
現代的な意味での恋愛小説やホラー小説から得られる感動は得がたい、というのが率直な感想です。
そして構成の冗長性と筋立ての整合性の無さが読み進める際の障壁となり、
少なくとも2度、最後まで通読しなければ怪人の謎をめぐる伏線が充分には理解しがたいです。
にもかかわらず何度も読み直したい、もっとオペラ座の怪人の世界にどっぷり浸かりたいと
思ってしまうのがこの作品の魅力でしょうか・・・

この作品の欠点は、怪人の人格や愛に共感が得られないことにあるのではなく
歌姫クリスチーヌ・ダーエの科白がスカンジナビアの田舎娘が幼馴染みのラウル子爵に向けて語られる
あまりにも粗野で不安定な精神状態そのままの言葉遣いで訳出されているため、
女性らしいしなやかな魅力に欠ける点にあると思います。
なぜ怪人の最期の恋愛の対象がクリスチーヌだったのか、という理由がよく分からないままなのです。
ひょっとすると謎の人物として描かれているはずのペルシア人の後半生のほうに
人間的な魅力が感じられるかもしれないのです・・・
また、頗る戯画化して語られる新両支配人の言動、そして作品全体に張られた伏線が、
けっきょくは怪人の愛の崩壊に収瞼されるものと理解しなければ構成の一貫性に繋がらないことも気になります。

この小説を読めばミュージカルや映画でもっとオペラ座の怪人を堪能したいという気持ちになります。
筋を追いつつそこに読者自身の幻想を差し挟んでいき、
自分自身のオペラ座の怪人の世界を創造していくことが、この作品の本当の魅力かもしれません・・・
各種出ていますが… ★★★★☆
オペラ座の怪人の文庫版和訳はこの本を含め3冊出ていますが、私のお気に入りはこれですね  角川の方が読み易くて良いという人が多いですが、ちょっと古めかしくて格調高いこの訳の文体が19世紀のオペラ座という舞台にはふさわしい気がします ファントムの訳が「幽霊」なのも個人的にはツボです  ただ表紙のデザインは変えて欲しいな~
泣いてみませんか? ★★★★★
アンドリュー・ロイド・ウェバーの舞台化でも有名な作品。
もっとも、原作と舞台とは内容が少々異なります。
ただ読後の余韻からいうと、やはり原作が一番でしょう。

他社からも翻訳されていますが、私個人としてはここかも。
いえ、好みというものがありますからなんですけれど……。
巻末に掲載されている映画版の写真はある意味びっくりですよ。