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のはらのはらの (ミリオンコミックス)

価格: ¥630
カテゴリ: コミック
ブランド: 大洋図書
Amazon.co.jpで確認
名作!! ★★★★★
ついつい何度も読み返してしまう不思議な魅力のある作品です。
そして読む度に雁須磨子さん独特の心理描写やテンポに見事に操られてしまいます。

主人公が自らの恋心に気付くまでのプロセスの描き方に引き込まれます。

男女の恋愛でも,初恋って「この気持ちは何なのだろう?」から始まりますよね。
それが同性同士だと尚更なのではと思いますが,そこらへんが丁寧に,執拗に?
書き込まれています。

また,主人公が好きになっていく先輩は,坊主だし一重だしボケーっとしてるし
登場シーンはフリフリの日傘をさしているしで,全くイケメンとして描かれて
いないのですが,読み進めていくうちにどんどんチャーミングで魅力的に
思えてきてしまいます。

この作品はBLというジャンルらしいのですが,個人的には少年愛モノのとても
上質な少女漫画だと思います。
24年組や吉田秋生さんの初期の作品などがお好きな方はこの作品も気に入られる
のではないでしょうか。
カリスマ ★★★★★
面白かったです。
同性愛系の漫画や本はあまり受け付けないんですが、快く読めました。
私も恋した時こんな感じの事を考えていたので、よく解ってるな〜と思いました。
なにより絵が好きです
いがったいがった ★★★★★
まさに心があたたかくなるお話し。
近くにいる人達にもっと優しくしていこう、ゆっくり恋しよう、と前向きな
気持ちになれます。
たまらんほど心臓がゆるくほぐれていきました。

・ほのぼの
・エロはなくてもOK
・フツーの高校生男子の笑顔、赤面

↑が好きな人には特にオススメです。
普通なところがいいのだ ★★★★★
 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見ているうちに、人ってあったかいな、しょうもないな
情けないなと、平凡な日常や平凡な人間のあったかみを感じる。
 『のはらのはらの』も同じように、なんか読み始めてみると
あっという間に主人公のクラスの空気に自分が入り込んで、
弁当を盗まれたり、クラスメイトに睨まれたりの(じつにくだらない)日常になじんでしまう。
 
 異性と付き合った経験も豊富じゃない年頃なのに、なんの因果か同性にドキドキしてしまい、
我ながら寒いがバレたらもっと寒いからここは隠し通そうと思いつつ、
相手の好意度を確認したくて試みるいっぽうで、どこか安全な逃げ道も残しておこうとあざとくなるところも、
ぐるぐる終わりの無い妄想をめぐらして心臓をバクバクさせるのも、
とんでもなく普通の感覚でイイ。

 誰かを好きになって、
けど両想いの関係じゃない時の日常の、なんてエキサイティングなことか。
 想いを伝える時にふりしぼる勇気の、なんと要ることか。
 学生のしょっぱい生活感が、じつに心地よくてたまんないです。
夏になると読み返したくなる ★★★★★
近所に居そうな普通の男の子、(それこそ拗ね毛がちゃんと生えてるような)子達の
不器用な少しずつ、少しずつ、重なっていく気持ちの連なりがなんとも心地良い。

ひたすらぐるぐると頭の中を廻り続ける思考を「あ、もーいーやどうでも」と途端
放り出し、そう思った矢先にはまた同じところをぐるぐる行ったり来たり。
なんて純粋な恋愛漫画なんだろうと胸がいっぱいになった。
妙な違和感を感じ、恋に気付き、付き合い始めてからやっと恋愛が始まる。
その恋愛が始まるまでがまた長く、読んでる側のもどかしさやソワソワ感といったらない。

主人公達だけでなく、周囲を囲む登場人物(お母さんに至るまで)皆、一癖二癖あり、
なお且つ「あ、こんな知り合いそういえば居るな」と思える安心感がどこかしらにある。
気付けばそんな人物達に引き込まれてこちらまで夏のうだるような暑さを肌に感じている。

突き抜ける青い空を頭に浮かべ、眩しい太陽に目を細めながら彼らを見つめる。
なんといっても虜になる、特別な一冊だ。