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Trident

価格: ¥1,400
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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重量級ピアノトリオの傑作 ★★★★★
マッコイ・タイナーの数あるピアノトリオによるアルバムの中でも屈指の傑作だと思う。エルビン・ジョーンズ、ロン・カーターという最高のサポートを得ての脂の乗り切った70年代半ばのマッコイゆえ当然の結果だといえるかもしれない。それでも気負いがなく、それぞれが実力を出し切ったトライアングルのバランスの良さは出色の出来であろう。チェンバロの使用には賛否両論があるかもしれないし、若干の受け狙いの感もあるが、それほど鼻に着くというほどでなく、むしろ話題性という点で成功しているのかもしれない。しかしそれ以上に選曲の良さでこのアルバムは光っている。ONCE I LOVE やRUBY,MY DEARの美しさは彼の円熟の境地を示す名演であろう。マッコイはモンクをかなりリスペクトしているのではないかとかねてから思っているが、このRUBY,MY DEARはモンクス・ミュージックの精神を見事に自分のものにしてる。そして何よりもマッコイにはカーター、エルビンがよく似合う。この相性の良さが傑作の前提であることは言うまでもない。
マッコイの充実期の傑作 ★★★★★
マッコイ・タイナーが絶頂期だった70年代後半の傑作!
チェンバロのイントロにも驚かされるが、その他にもセレスタなどのデリケートな鍵盤楽器を用いながら、エルヴィン・ジョーンズのロールドラムがからみつき、ロン・カーターのベースと相まって壮大な音宇宙を作り出している。
それにしても、この頃のマッコイのリリースする作品といったら、全く予想を遙かに超えた編成であったり、サウンドであったり、本当にエキサイティングでスリリングなミュージシャンであった。
擦り切れるまでLPを聞いたものだ。アドリブの一つ一つまでしっかりと覚えるくらいに、である。
ピアノトリオの奥深さと、可能性を感じる傑作である。聞くべし!!