インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)

価格: ¥651
カテゴリ: 文庫
ブランド: エンターブレイン
Amazon.co.jpで確認
琴吹さん………大好きだ! ★★★★★
様々な悩み事をもった人物が登場する今作ですが、作中で遠子先輩が言っていた通り登場人物の数だけ物語があるので、何回読んでも違った感じ方ができます。 僕は遠子先輩よりも琴吹さんの方が好きだったので、終盤はあまりにも琴吹さんが不憫で、心葉くんをぶん殴りたいと思う程でした。 琴吹さんからしたら遠子先輩は嫉妬の対象であると同時に、憧れでもあったと思います。 誰よりも心葉くんのことを理解していて、誰よりも心葉くんに思われている遠子先輩のことが、琴吹さんにとっては羨ましくて仕方がなかったんだと思います。 この上下巻は琴吹さんのそんな想いを強く感じるので読むのが辛かったです。 でも最後はみんな幸せになって……… それがまたいっそう悲しくなりました。
本編最終巻を読んで ★★★★★
「文学少女」本編を通して、登場人物に触れて
 ここまで一人一人に愛おしさを感じた作品はなかったと自分は思います。
 自分は心葉視点で見ていたけど、美羽や竹田が他の男に惹かれるのは
 よく分かるし、祝福したいと思うけど
 それがとても寂しく思った。
 心葉には遠子先輩っていう、キュートでかわいいけど大人っぽい人がぴったりだと思うけど
 描かれた他のヒロイン達への思いを捨てきれなかったし正直描いてほしくないとさえ思うこともあったけど
 描いてくれたおかげで愛おしさも生まれた事実があるから
 それほどの愛おしさを与えてくれた作品に感謝します。
 ありがとう
人間 ★☆☆☆☆
正直がっかり。
最終巻でここまで堕ちる作品も珍しいね。
心葉は自分勝手すぎないかな。
道化になるとか格好付けたこと言ってるんなら自分の感情を捨てて、ななせと付き合えばよかったんじゃないかと思う。
自分は同じような経験をしたことがあるけど小さい頃からの幼なじみに告白されて、好きな人への気持ちは諦めた。
もう少し周りの人間のことを考えてほしい。人間失格だね。
アン ★★★★★
とりあえず、遅ればせながらも本編最終まで読ませていただきました。(只今、番外編購読中)

感想は他の皆さんが書かれていることと、ほとんど同じなのですが、
このシリーズを通して、僕が思っていたこと、感じたことをキリが良いので書きたいと思います。

最初から読み進めていくうちに、
何か今までに読んだことがある気持ちにさせられました。
たしかに、『人間失格』や『銀河鉄道の夜』など、僕が触れたことのある有名な文学を軸にしているので。…というのもありますが…
そうでは無く、物語の雰囲気…
違うな…物語よりヒロイン『天野遠子』が登場している場面…
そう…まさに、僕の大好きな『赤毛のアン』を彷彿させられました。

まさか、キャラクターまでもが何かしらの文学に掛けたものなのではと“想像”させられる、人の思いにより、感じ方次第でいろいろな角度からみせてくれる、そんな物語でした。
あくまで僕個人の感想ですが…。

しかしながら…アンは大好きなのですが…
やはり、この物語では僕も遠子より琴吹さん派でしたので、
無いだろうとは思いつつも、前の巻の伏線で期待させられただけに
ハッピーエンドの裏ではとても悲しい気持ちでいっぱいでした…。

ともあれ、そんな僕も今回初めて、ライトノベルというものを読んだのですが
この文学少女に関しては当たりでしたね。
これからもシリーズは全て読みたいと思ってます。
一言でいうなら、オススメです。
間違っていても、気持ちは真実。 ――それが“勝りたるもの” ★★★★★
“謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の最終話・下巻です。

これまでの物語があったからこそのラストで、これまでの全てを見事なまでに昇華させた“完成された物語”です。
最後まで読んだ時、きっとそう思える筈です。
全ての人が納得できるハッピーエンドではありませんが、苦みや痛みを伴うからこそ強さや優しさが際立って、輝いて見えるのではないでしょうか。
思えば、「第一巻」から対比の様に痛みと希望が、過去と未来が、幻想と夢が描かれていました。その対比の美しさが、このシリーズの魅力でしたね。

それにしても、「恋愛大殺界〜」のくだりも物語に反映されていたと言うのが本当にすごい。
無駄なエピソードがないどころか、台詞の一つ一つまで細かく気が配られている見事な作品です。

今度は短編集に外伝、もう少し彼女達や彼等にお付き合いできる事を喜びましょう。
喫茶第三帝国 ★★★★★
″文学少女″こと天野遠子と,″精神的致命傷を負った作家″の井上言葉の「ガール・ミーツ・ボーイ」。各巻ごとに書くとネタバレになるのでまとめて。
各巻は,ジグソーパズルで読み終えると絵画の一部ができあがっている。そしてシリーズ全てで1枚が完成する。後味のとてもよい作品であった。伏線や言葉の端々は,最終巻で完成する絵画の一筆とも言って良いだろう。
イラストは,苦戦しただろ。この作品の透明度や登場人物達を描き出すために,ブレーンストーミングをし,何度も読みかえして大成功をしている。
まず1冊目を読んでほしい。そして,あなたが登場人物達と一緒に生きているという感覚をもてたら,″味わって″読んでほしい。
そして,最後の文字を読み終えてできた絵画をどうみるか,それはあなた自身を映し出す鏡なのかもしれない。

p.s.
遠子先輩,常に「ぺったんこの胸」と表現されているが,最終巻では少しは主張できる位になったのだろうか。実は,すごい気になったのがここだったりするのは私だけ?(笑)。
風海の世界 ★★★☆☆
ぺりぺりと本を食べる天野遠子の解決譚7!
tm-books ★★★★☆
ついに“文学少女”シリーズ最終巻!
それぞれの心に揺れる想い。
その行く先は…?

最後だまされたー!とつい叫んでしまいます!?
Blue Moon ★★★★★
いままでのゲストキャラのその後がちょっと語られていたり、「月花を孕く水妖」の最後もつながっていました。麻貴先輩の強さにはすごいと感心するばかり。遠子先輩に代わって文学少女よろしく想像する心葉くんは成長しましたね。◆◇◆「書かなくてもいい。ずっと側にいる」――そう告げるななせに救われた心葉。だが、そんな彼を流人の言葉が脅かす。「琴吹さんのこと、壊しちゃうかもしれませんよ」……そんな時、突然、遠子が姿を消した。空っぽの家に残るのは切り裂かれた制服だけ。心葉は遠子を追えるのか? 露わになってゆく真実に、彼が出す答えとは? 遠子の祈り、叶子の憎しみ、流人の絶望――その果てに秘められた物語が今、明らかになる……! “文学少女”の物語、堂々終幕!!