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新選組藤堂平助 (文春文庫)

価格: ¥890
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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藤堂平助...大好きです。 ★★★★☆
ウチは15歳中学3年生です。

「新撰組」というものに興味を持ち始めたのは中学3年生の夏
大河ドラマで「新撰組!」が前にやってたけど、ウチはそん時あんまり興味がなかったww
でも、新撰組に興味持って、調べてみたりしたら、すっごく大好きになって、その中で、「藤堂平助」という人に興味を持った。

藤堂平助は、若いのに、自分の生き方をしっかり持っていて、すごくかっこいいと思った。

この本は、藤堂平助の生き様(?)が十分に分かる本だと思う。

とってもオススメです...
橘の実のエピソードが知りたくて・・ ★★★★★
『総司炎の如く』『歳三往きてまた』と、この『新撰組藤堂平助』で
新撰組三部作です。
新撰組関連の小説でも、ちょこっとしか登場しないことが多いので
そんな彼にスポットを当てたのは一見の価値。
ほかの小説に登場する藤堂といえば、
津藩主の御落胤(自称?)、
いつのまにか近藤勇の試衛館に客員してて
いっしょに京都にのぼり新撰組のメンバーになった、色白で小柄な美男子、
伊東甲子太郎一派について離脱し、油小路事件で命を落とす、
「魁(さきがけ)先生」と呼ばれてた・・・などしか出てきません。
実際史実でも詳しい資料が少ないのでしょうね。

この話では、土方歳三との出会いと絆がメインで、
だから土方さんファンにも必見の本だと思います。
前に読んだ、『歳三往きてまた』の冒頭あたりで、でてきた
平助からの橘の実についてのエピソードも書かれていました。
(あ〜。実はこの謎を知りたいので、
この『新撰組藤堂平助』を買ったのよね、私)

それと、他の本にくらべて沖田総司の出番は少ないです(笑)。
御陵衛士に間者として潜り込んだ、斎藤一とのエピソードも必見。

最近の漫画やゲームファンにも ★★★★★
藤堂平助がメインで扱われている数少ない作品としてまず一も二もなく購入しました。
そして、当たりだと思った。これは是非とも彼のファンの方に薦めたいと思います。

現代文調で書かれたとても読みやすい本です。
最近流行りの漫画やゲームから新選組に興味を持った初心者にもお勧めだと思います。
台詞の掛け合いも所々微笑ましく、可愛らしい。
まあむくつけき男集団としての新選組像には当てはまらないかもしれませんがこの作品の味噌はそこではありません。

この作品は丁寧に丁寧に藤堂の心理を掘り下げていきます。
彼自身の言葉を借り、そしてもう一人の主人公である土方さんの目を通して彼がどう生きたかが綴られています。
土方歳三と言えば近藤勇、或いは沖田総司と共に新選組の華々しい表舞台の立役者です。
それをどちらかと言えば彼らの栄光の影に隠れがちだった藤堂と絡ませるという試みにも驚かされましたが、
(作者さんがとても土方が好きなのでしょうね。それが端々から伝わってきます)
新選組のブレーンたる土方は隊の全てを把握するものとして藤堂を語るにもうってつけなのでしょう。納得します。

藤堂平助という人は記録にも沢山残されているわけでもなく、
近藤一派と行動を共にするまでの彼のいわば人生の大部分が謎に包まれています。
その生い立ち、人柄、容姿や剣の腕前にしてみても、他の幹部に比べ圧倒的に現存する資料が少ない人です。
武士道の為に命を懸けることは今の平和な世の中では酔狂を飛び越え異常とみなされる。
今を生きる我々に彼の思想や想いを感じ取ることはとても難しいのだと思います。
藤堂は新選組を「裏切り」ます。藤堂達の離隊は壊れかけていた新選組の亀裂を決定的なものにしてしまった。
重い言葉ですが、命を賭けて隊を纏めている土方にとってはそれ程の重さを持って受け止めなければならない事だったのでしょう。
藤堂の想いも辛いけれども、土方の想いも昏くて深い。
それでも読後感の爽やかとも感じられるこの気持ちはいったい何なのでしょうか。

キャラクターというとメインの二人は勿論ですが、永倉新八がとても良く作られています。
藤堂の良き友人として、彼との友情を感じさせるエピソードは胸が熱くなります。
斎藤一も他ではなかなか見られないキャラクターで良いと思います。喋り方も(笑)

とはいえ、そこはかとなく漂う乙女感は隠せないです。
行間の匂うような描写が気に入らない方はお気に召されないかもしれませんが、
ここまできちんと納得のいく形で藤堂の心の内を書ききった作品はなかなかありません。

食わず嫌いの方もどうぞ、お試しくださいませ。
そして、もっともっと史実の彼好きが増えることをお祈りしています。
非常に女性的タッチの小説 ★★★☆☆
非常に女性的なタッチの小説です。
お決まりのように主人公は美少年設定です。
土方、山南のやり取りも少女マンガのような流れです。
女性にはわからないからでしょうが、男性の性に対する意識なんかもかなり変です。
藤堂の生い立ちも結構無理があり、津藩とのやりとりは失笑レベルです。
BL、少女マンガ好きにはいい小説かもしれません。

よかった点は資料の少ない藤堂を主人公としたところが一番です。
また、作者が居合の経験者であるためか、剣術描写はしっかりしていました。
橘の実の香り ★★★★★
短い生涯を精一杯生きた藤堂平助を中心に描いた物語。
まず冒頭のシーンから引き込まれました。血飛沫を白い顔に散らせ、着物をはだけた平助。
壮絶に色っぽい!ニアホモの匂いがプンプンします。
油小路で死ぬまでの藤堂の胸のうちや土方ら新撰組の面々とのやり取りを中心にお話が進みます。
特に伊東甲子太郎暗殺の際、斎藤一が平助を御陵衛士から連れ戻そうとするシーンが見所。
そして斬り合いのシーンなどは女性作家さんとは思えないほど迫力満点でしたよ。
BL好きにはたまらない、でも免疫のない方には「なんだこりゃ?!」という作品かもしれません。