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歳三 往きてまた (文春文庫)

価格: ¥840
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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土方歳三に魅せられる ★★★★★
個人的に、この作家の新撰組三作のうちで一番の傑作は沖田総司炎の如くだと思います。
この往きてまたはそれに続く素晴らしい作品です。

土方歳三という男を登場人物の目になってその場で直接見ているかのような気持ちになり
ました。ああいう状況でこんな男が側にいたら、それは魅せられるだろうなあ、と思う。
史実を追っていく描写も多くて、決してセリフや感情表現が多いというわけではないので
すが、全体に登場人物たちの思いが張り詰めている感じで、途中で止まらずに一気に読ん
でしまいました。

土方歳三はたしかに作家の理想的な美しい男として描かれているんですが、特別違和感を覚
えるほどではなかったかな。
新撰組藤堂平助よりずっと磨きがかかって、読みやすくもなっています。
こういう新撰組の小説はありそうでない気がするので、その意味も込めて☆五つです。
それはそれで ★★★☆☆
すごく極端にレビューがわかれてますね。

確かに、なんかねっとりした感じの描写が多くて、???んんん??ってところが多かったのは確かですが、

それがなければ、なかなか面白い本だったと思いますので、惜しい!星3つです。
大感動です ★★★★★
なんだか批判的なレビューが多いですね。。
私は、新撰組をあまり知らなかったこともあり、とても面白く読めました。
泣き上戸なので、3分の1くらいは泣きながら読みました。
確かに、かなり「歳三大好き!」という感じがすごくしますね。でも、歳三の心の中なんて誰も知らないわけで、本当はこういう優しい部分があるからこそ冷たい行動にでたのかもしれないと想像できたりして、面白いと思うんですが。
まあでも土方歳三と新撰組にあまり先入観のない人向けかもしれませんね。
私はとにかく大好きです。
BLホモ小説? ★☆☆☆☆
 いろんな部分で、「アレ?これホモ?」という描写があって、
鳥肌が立ちました。
 登場人物全員が土方に惚れこむのが、ありえなくて気持ち悪いです。
 それが作者の趣味嗜好なら仕方ないとはいえ、一読者としては、
読んでいくうちにどんどん気になって、嫌気がさして、購入した
からとの義務で、必死で読了しました。
 新選組の小説としては、まったく魅力を感じませんでした。

 土方が絶賛されているのが好きな方にお薦めします。
 あと、ホモ小説に耐えられる方(お好きな方)に。

 
人間味のある土方 ★★★★★
私が新選組を好きになったのがまだ中学になったばかりの頃で
その時すでに燃えよ剣など新選組小説を代表するものは大幅読んでいた。
しかし、まだ自分自身が子供すぎたため燃えよ剣も始末記も読みづらくてならなかったのだ。
名作なのは伝わったが
あまりにもヒーローすぎて違和感があった。
本作品はとても人間味のある土方だとおもった。
今まで描かれていた超人的な土方よりも親近感が湧き感情移入がしやすかったのだ。
そのため女性的というのではなく、人間味を感じさせる作品、今までになかった土方歳三というように表現してほしいと思う。
土方も決してヒーローなわけではないと私は考えるからだ。