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このNAXOSを聴け!

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青弓社
Amazon.co.jpで確認
思わずニヤリ ★★★★★
決して一流所のレーベルが持たない分野の紹介が多いかも知れません。が、自分が持っているCDがこの本で紹介されている事を知ると、松本氏と感性が同じだったかなと、思い。思わずニヤケてしまうのであります。自分だけでは無かったという同志的な感情が芽生えるのであります。アリアCD店主ラスコル氏には次回作も期待してます。
新しい出会いを求める方に ★★★★☆
 安かろう悪かろうを払拭して世界有数のクラシック系レーベルとなった
ナクソス。メジャーものからマイナーものまでを広くそして深く取り上げて
いる為、既発売CDは20,000種を超えたとのこと。

 本書ではその膨大なCDの中から約100人の作曲家(著者はメジャーと評して
いるが、ライトクラシックファンには?な作曲家だと思う)の良作を紹介して
います。

 全て著者が聴きこんだ上での紹介(レビュー)です。私もこの本で(知る前
知った後問わず)紹介されているCDを数枚所有していますが、その範囲で評価
するならばハズレ無しです。それを踏まえるとレビューとしての信憑性も評価
出来る位置にあると考えます。

 紹介作品全てのジャケット画像&品番も掲載することで実用性もup。
メジャーな(誰でも知っている作曲家・聴いたことがある曲の意)ところから
一歩進んだ先にある未知との出会いを求める方にお勧めの一冊です。
二重三重の価値発見に満ちたクラシックガイド ★★★★★
NAXOS(ナクソス)とは、1987年に実業家のクラウス・ハイマンが、夫人である日本人ヴァイオリニストの西崎崇子とともに設立したクラシック音楽のレコードレーベルのこと。

大手レーベルは、有名曲をスター演奏家に繰り返し録音させて量を保っている。しかし、ナクソスはこれとは逆に、無名でも実力のある演奏家を起用することで価格を低く抑えることを志した。また、「一度市場に出したCDは廃盤にしない」ことを最大のポリシーとしている点にも特徴がある。だから一曲・一演奏・一CDが原則である。

正直なところ、始めのころは録音の質も悪く演奏も凡庸なものも多く、私にも廉価版レーベルとのイメージがあった。ところが最近の充実ぶりはそんな「安かろう悪かろう」の決めつけを吹き飛ばす。本書でも取り上げられている黛敏郎の曲集など、演奏も素晴らしくオーディオ的にも痛快そのものの名録音だ。大手のカタログには欠落しているかくれた名曲や名演を補うことのできるライブラリーとしてとても重宝している。

こうしたクラシック本は、いわばだれもが納得する演奏史の本流・主流を丁寧に紹介する「正統派」と、珍品や希少ものを取り上げるマニアックな「異端派」に別れる。後者は、独善や思い入れ、知識のひけらかしをものともしない一種独特の嫌みをともないがち。著者は明らかにマニアックな「異端派」だが、本書には嫌みがない。それは、そもそもナクソスがこだわりの珍品、希少ものなのだし、その範囲で、著書がそれぞれのCDの本当の価値をよく考え抜き、セールス的にも成功したものなどを丁寧に選んでいるのがよくわかるからだ。

マイナーレーベル、マイナーな曲、マイナーな演奏家、それらの真価について二重三重の価値発見に満ちたガイドブック。クラシックファン必読の書として推薦。
思わず手が ★★★★☆
前作 それでもクラシックは死なない!での縦横無尽なCD選評にすっかりはまり、つい数枚買ってしまいました。
彼ならではの視点によるCDチョイスには不思議な説得力がありCD紹介本としてはありきたりでない楽しさがあります。
今回のNaxosのカタログは膨大です。特に声楽、オペラ物やギターシリーズ、若手シリーズ、ヒストリカル等の選が全くなかったのが物足りなかったです。是非第2弾を!
ナクソスの最良の案内書 ★★★★★
クラシック廉価CDのナクソスは、今や20,000に達する膨大なカタログを持ち、メジャー作曲家のものは何でも手に入るばかりか、どこから探してきたのかと驚くようなマイナー作曲家のものも続々リリースしている。さらにアメリカ、スペイン、日本などの作曲家シリーズもあり、これがまた他のレーベルにはない個性的な音楽の宝庫である。どこから手を着けたらよいかわからないほどに巨大化したこのナクソスのCD群だが、この本はビギナーには最良の導き手となろうし、かなりのオタクにも新しい発見を提供してくれると思う。著者は涙ちょちょ切れる感じのロマンチックな音楽が好みのようだが、バロックから現代ものまでよく考えてくまなく紹介しており、すべて自分の耳で聞いた感想で押し切っているところがよい(当たり前のようだが、多くのガイド本はそれさえ怪しいのが実情)。