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危機の政治学―ハンガリー事件から、湾岸戦争、ソ連邦崩壊まで (文春文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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慧眼 ★★★★★
かなり古い時代の評論(単行本は1992年発行)だが、その時点でこれだけのことを書き残しているのがすごい。
他の本でも触れていたが、後藤田五訓をまさに実践した人といえるだろう。
ただしこの本に書かれた対象のすべてを理解できるのは40歳以上だけかもしれない。ベルリンの壁崩壊や湾岸戦争についての記載でも30歳以上でなくてはダメか。
そんな本に★5つをつける私もあと10日で49歳。関係ないか。

結論:年齢によって評価は大きく異なるでしょう。

好きな著者だけに残念!という思い ★★☆☆☆
「元祖、危機管理」というイメージが定着する佐々氏。著作はいずれも良質のノンフィクションで、しかも読みやすく取っつきやすい…。
であっただけに、この本の読みにくいこと。それは世界情勢に関する「評論」だからでしょう。著者は東大卒の相当なインテリで、なるほど世界情勢の分析は正確のようですが、使っている熟語の難しいこと。「平仄」とか「麾下」とか「干戈」とかって、著者としては「この言葉しかない!」と思ったのかも知れませんが、果たして辞書なしで理解できるか?
やはり佐々氏は「現場もの」が面白い。評論はできるだけ平易にお願いしたいものですね。