歴史の一端を知ることは、国や人間や文化をしることです。
ただ、今回の危機のピークは、たまたまサイゴンを視察中にベトコンのテト攻勢が開始され、まさに「戦争」という危機に巻き込まれる訳で、佐々氏の最初にして最大の危機を描いているともいえる。
それにしても、この人の波瀾万丈さはまさに「事実は小説よりも奇なり」を地でいっている。推理小説の「名探偵」の様に、行く先々に「危機」を呼び寄せているのではないだろうか?