他にもこういう本がほしい
★★★★★
前半部分は、論文を正しく理解する助けになるし、自身が研究をするに当たってもかなり有用であると思いました。研究する上で陥ってしまいがちな落とし穴に気づくことができるのではないかと。
しかし、日本語訳する際の限界的な部分ではあるが、やはり読みがたい部分も少しある。
それを差し引いても良い。
心理学分野だけではなく、その他の分野でも類書が出されることを期待する。
心理学部生だけでなく、統計を学んだ人は一読の価値あり。
★★★★★
卒論のために医学・心理学系の論文を読むとき、すげー役立った。
取り寄せた論文の主張を信用していいのか悪いのかが、かなりわかるようになった。
ただ、全員にとって良い本かというと、残念ながらそうじゃない。
統計など数学的な話が出てくるので、統計の勉強をある程度した人じゃないと、読みづらいから。
でも、理系などで統計の勉強をした人には、自信をもってオススメできる。
それどころか、この本を読むために統計の勉強をしてもいいぐらいだと思う。
読みにくい
★★★☆☆
内容的には,心理学研究を行うにあたって,網羅的に記述されていて非常に参考になるのだろうが,直訳的日本語すぎて,ものすごく読み辛い。第2部の架空論文は,一本が短く,第1部に則したレビューがされていて良かった。日本人による類書がでればいいと思うが・・・。
第2部がすばらしい
★★★★☆
本書は大きく2部に分かれているが,私はこの後半(第2部)が,心理学や行動科学を専門として学び始めた学習者にきわめて有益だと思う.第2部では,研究として欠陥のある架空の論文を読ませ,どこに問題点があったかを読者に考えさせる,という内容になっている.このような,いわゆる「論文の査読者」を体験することで,学習者は心理学研究というものがどうあらねばならないかを楽しく学ぶことができるであろう.
前半部はやや冗長な感があるので,その点で星1個マイナスとしたが,第2部だけでも十分な価値がある(星6個としても良いくらいだ)と思う.