具体策に欠ける
★★☆☆☆
他の方も指摘してることだが、
脳番地を鍛えることの重要さは繰り返し書いてあるけれど
「具体的にどうすればいいか」ということがあまり書かれていない。
書かれていても大きな書き方がされている。
例えば「1つのテーマについて多くの情報を取り入れ、深く理解しようと努めて考える」
「脳の集中力を高めるのに効果的な方法は、モチベーションを維持する方法だ」
という具合。
私のレビューを読む限りでは「この説明で十分だ」と感じる人もいるだろうが、
本書を読みながらこの説明を受けると「それだけ?もっと何かないの?」と
物足りなさを覚えるだろう。
要するに本書全体を通して読むと一番欲しいところをボヤかして書かれているように感じるのだ。
脳を番地ごとにわける、脳マップを理解し自分の思うようにデザインするという画期的ともいえる謳い文句からすると本書はパンチ不足なのだ。
読み終えてもモヤモヤが残ってしまい、だからどうすればいいの?という疑問が晴れない。
切り口が面白いだけに勿体無いと思う。
うーん、だめですね、こんな内容では。
★☆☆☆☆
こういうたぐいの本に期待することは、皆、「どうすれば」
能力が向上するのか?つまり、「何を」を知りたいのであって、
脳のしくみという知識なんかどうでもいいはず。
なのにこの本は、ほとんどが知識ばかり書かれている。
ほとんどの章が、能力向上させるためには、「脳のこの部分を鍛えればいいのだ。」
ということばかり。どう鍛えればいいのかなんてほとんど書かれていない。
いや、この著者はそれを知らないのだろう。
結論として、この本よんで得られるのは脳のしくみ(しかも限りなく浅い)
だけ。
まぁ、1400円で売られるレベルだから仕方ないか。でもこの著者は
こんな本を書き続けるのだろう。
効率的な勉強をするための参考になります
★★★★☆
脳番地を強くするという言葉は、
最初ちょっとわかりづらいですが、
この本では脳の中である役割を担っている部分(=番地)それぞれを、
どうやって活性化させるかということが記載されています。
とても納得したのは、
「同じ脳番地で酸素を使い続けるのは疲れます」
というところ。
勉強をずっと続けていると脳がひぃひぃいっているのがわかりますが、
それに対してこの本は運動など勉強が使う脳番地とは違う脳番地を
使うことによって効果的なリフレッシュができることを教えてくれます。
そういえば昔受験勉強で少し行き詰まった時、
散歩することによって行き詰まりが解消されることがよくありましたが、
それは違う脳番地を使ってうまくリフレッシュできていたからだったと気づきました。
上記以外にいくつかいい脳番地の活性化方法が記載されているので、
効率的な勉強をするためのいい参考になりました。
医師の書いたビジネス書
★★★★★
医師の書いた自己啓発本です。
自己啓発とは、言い換えれば自分の脳を自分で成長させることです。この本では、筆者の医師としての知見が、能力開発の手法へフィードバックされています。
具体的には、発想力や記憶力のアップといった脳の育て方をはじめ、効率的な脳の使い方、脳の休め方まで、脳科学的側面からの説明がされており、それぞれの記述には説得力があります。また、「なぜ、寝貯めができないか?」、「本は後ろから読む」、「カフェで勉強する」など、気軽に読めるセクションも多く、読んでいて面白いと感じました。