自分が子どもを産むまで、育児の経験がないというお母さんが増えている。赤ちゃんにはお母さんの語りかけが大事と頭ではわかっていても、「何を語りかければいいのか分からない」という方も多いのではないだろうか。
おつむてんてん あわわ かいぐりかいぐり とっとのめ
おでことおでこが こっつんこ おはなとおはなも こっつんこ
どれもどこかで聞いたように懐かしく、そして優しく響く言葉たち。それらはすべて、お母さんが赤ちゃんにお話したり、歌ったり、遊んだりするときの言葉であり詩である。この絵本には、育児でいちばん大切だという親子のコミュニケーションのきっかけが、もっとも美しい形でつまっている。
さらに、育児に疲れたときにこの絵本を開いてみれば、その柔らかな言葉といわさきちひろの優しい絵が、母となった喜びをも思い出させてくれるだろう。そして、穏やかな気持ちで赤ちゃんに語りかける、これほど幸せな時間はないに違いない。(小山由絵)
「おつむてんてん」してあげる赤ちゃんのいるお母さんの幸せ
★★★★★
これは読み聞かせの本ではなく、お母さんが赤ちゃんに語りかけてほしい詩のような言葉に、いわさきちひろさんの淡いタッチの絵がつけられた、新米お母さんのための本です。
松谷みよ子さんの日本語の美しいこと、優しいこと! 「おつむてんてん」「まあるいぽんぽも こんにちは」「ねんねよ おねんね おやすみなさい」
まだおむつの赤ちゃんに言葉の意味はわからなくても、その音の響き、お母さんの声の安らかさを身体全体で受け止め、その子は魂の深い深いところで、安心という一生続く宝物を育てることができるでしょう。
自分の母はこんな言葉をかけてくれたのか、自分の場合はどうだったのか…… 。新しくお母さんになる人に、ぜひ読んでもらいたい本です。
詩は最高
★★★☆☆
詩がとても素敵で最高だと思います。
ただ、いわさきちひろさんの絵は淡い色なので
赤ちゃんに見せるにはちょっと物足りない気がします。
子供の絵本というより母親が読んで言葉を聞かせるのにいいと思う本です。
子供への美しい言葉かけのために購入しました。
あかちゃんのうた
★★★★☆
子供が生まれてまもなく
なんて赤ちゃんに話しかけたら良いのかわかりませんでした。
松谷みよ子さんの本が欲しくて読み聞かせをしようと購入しましたが
お母さんのための絵本かな。
どんなふうに語りかけたり、遊んだりしたら良いか、
こんな風にすればいいのかな、って思えるようになり、
これを読んでから散歩の時など風さんがあいさつしているよ~などと話しかけています。
私は新生児の育児の大変な頃これをよんで随分やさしい幸福な気持ちになれました。
いまでも時々読み返しています。
いわさきちひろの絵がまた優しく、大切な気持ちを確認できる、
そんなあたたかい本です。
絵本ではなかったので・・・
★★★☆☆
赤ちゃんと一緒に読むのはちょっと違うかなって感じですが、大人が読んで、その内容、というか語り掛けをしてあげるのはいいと思います。赤ちゃんに話し掛けたくても何を話せばいいのやら・・・っていう方にはお勧めです。
きれいな語りかけの言葉
★★★★★
よく母親から赤ちゃんへの語りかけが大事、といわれるけど、私は初めての子供を持った時、なにを話し掛ければよいのか、言葉につまってしまいがちでした。でも、この絵本の中の言葉をくちずさむと、心地よい響きのものばかりで、穏やかな気持ちになれました。3歳になった今でも、子供はこのやさしい旋律を気に入っているようです。
そしていわさきちひろさんの柔らかくほのぼのとした挿絵が、なんどめくっても飽きがきません。
子供に聞かせたい歌が色々載っています。…
★★★★★
子供に聞かせたい歌が色々載っています。優しい気持ちになれます。
出産祝いにおすすめです
★★★★★
出産祝いにおすすめです