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ポーの一族 (1) (小学館文庫)

価格: ¥590
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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大人の感性に響く漫画です ★★★★★
イギリスに30年程前に初めて行った時にこの漫画のファンの女の子が同じツアーに何人かいました。英語研修の学生向けツアーでした、
私はそれ迄ポーの一族は題名だけは知っていましたがファンではありませんでした、恐がりの私にはちょっと刺激が強すぎそうだったので。
日本に戻ってからこの漫画を読んでイギリスの気候や人々を懐かしく思い出したものでした。

だからこの漫画はイギリスで過ごしたあの4週間を思い出させてくれます。夏なのに冷たい雨ばかりでちょっと滅入った事もありましたが、それから二年後にはイギリスで一年間英語の勉強に行きました。暗く冷たいイギリス(特に冬)魅力を生かした作品だと思います。
むかしむかし ★★★★★
むかしむかし、私がまだ大学生だった頃、駅前の本屋で二人の女子高生が出たばかりの少女漫画雑誌を覗きながら熱心に話しているのが耳に入ってきた。何でも凄い作品が載っているらしい。それが、萩尾望都という漫画家と作品「ポーの一族」を知るきっかけだった。それまで少女漫画はまるで別世界のものと思っていたが、話の構成といいせりふといい、あまりの素晴らしさにきらきらした目の大きい主人公達の少女漫画を読む恥ずかしさを忘れて夢中になってしまった。それ以来特に昭和24年組の作家を中心に少女漫画を読むようになった。グレンスミスのように年をとってしまった今でも、折に触れこの作品を読み返している。

ところで思うのだが、最近の洋画にハンサムなバンパイアがしきりに出てくるようになったが、これは「ポーの一族」の影響ではないのだろうか。ついこの間までは、バンパイアとは醜い怪物と相場は決まっていたものだが。この漫画が海外で作家達を触発したのではないだろうか。是非知りたい。誰か調べてくれるといいのだが。

もう一つ、この話を誰か映画化してくれないだろうか。欧州を舞台に、西洋人のエドガーとアランが出てくる映画として。オムニバスのように時代と所を変えて二人の少年が生き続ける話として。
 わたしの青春 わたし自身・・ ★★★★★
 
 れびゅー100個記念はこれでしょう・・。
 
 何度も読んだものだった、当時からリアルタイムで、
何て懐かしい、30過ぎてもたまに読み返していた。
 わたしの全てと言っても過言では無いかも・・違・・。
 当時、多分 別冊少女コミック に連載されていた、
初めて読んだのは、中学1の時かな、学校へ持参して
放課後も他とは違う何て不思議な漫画なんだと、岬の家の
ところの連載を読み返していた。
 物凄く嵌まってしまう序章だった。
 
 この他にも初期の全集等から、殆ど全部揃って持っているだろうけれど、
このシリーズに関して、つい子供達に読ませる為に子供の書棚に入れていた間に、
これら5刊が紛失してしまった・・!!!!!
 リアルタイムで買っていた物だけに、悔やんでも悔やみ切れない・・。
 なので、別に各種文庫版等も子供用に買ったりしてきている・・。
 
 台詞は1度で大体覚えてしまうけれど、何度も読めば更に・・。
 次回読むのは、いつだろう・・暫く読み直していない、苦労と歳かな・・。
 
 ポーの一族万歳!!!!
 
37年経っても衰えない魅力 ★★★★★
萩尾望都女史の作品を読むのは、これが初めてです。

本屋をプラプラ、そこで何故か気になった『ポーの一族』。
全く何も知らずに雰囲気で買ったのですが、一生の宝物になりました。

バンパネラとなり時が止まった金色の美しい巻き毛の少年は、深紅の薔薇がとても良く似合う。

200年に渡り子孫を見守り幾人もの愛する人の死を送る。
ただ一人流れる時の中に置き去りにされた彼の眼差す先には
深い哀しみと孤独がただただ待ち構えている。

エドガーの愛する妹メリーベルの髪に絡むジンチュウゲの花言葉は"永遠"…
細部まで練られたプロットは素晴らしいですね。

世界レベルの幻想美に深い溜め息ついちゃいます。

これほどの作品には、なかなか出会えない。
未読の方は是非是非、手に取って読んで頂きたいです。


ハマりますねえ ★★★★★
昔から気になってたけど読んだことなかったんです。今読んでもやはり「名作」と言われている作品はとても新鮮です。ハマりました。
「はるかな国の花や小鳥」がお気に入りです。