登場人物の一人フレイヤが、〇ーゼンメイデンの〇紅にしか見えないのですが……。
ストーリーに起伏も無く、全体的に百合描写とひたすらフレイヤの豪奢振りを強調した描写だけで、はっきり言ってつまらなかったです。
かりそめにも病院の院長の娘である恵那が、ただの庶民として描写されているのにも違和感を感じました。
また会話文に比して、地の文が少ないので登場人物の内面の感情描写、情景描写に欠けています。
それに加えて会話文が集中しているところでは、どの登場人物が喋っているのかわからなくて混乱する場面が多々ありました。
まあ、これはライトノベル全般に言える欠点だと思いますが……。
終盤の展開は文章の説明が少ない割りに何度も急展開を繰り返し、結局何が作中で起こっているのか、何がやりたかったのかさっぱりわかりません。

あとがきに、『書きたいもの』よりも『読みたいもの』を優先させたと書いてありますが
その結果がこれですか？いったい何を読ませたかったのでしょうか？

偶然見かけて読んでみましたが現状ではかなり楽しめました
続巻への伏線はりで大きな事件等はありませんけど
キャラの魅力付け、関連付け、お笑い等なかなか良いと思います

百合物としての作風はかなり強いのでそちらが好きならお薦めします