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ガラスの仮面 (第23巻) (白泉社文庫)

価格: ¥720
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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漫画家としてどうよ?! ★★☆☆☆
なんだかなー、長く続いて行く程内容は失速って感じ。中途半端に途中で続きを描けないまま終わるのだろうか?どんなに長く続いても、結論を完成できないなら作品として無いも同然!
23巻で完結と考えてよし! ★★★★★
 ガラスの仮面は未完の作品ですが、この文庫版の23巻で完結と考えてよいと思います。この巻はそれほどまでに完成度が高く、見所も満載です。

 登場人物すべてが梅の谷に集まり、そして自分の気持ちを再確認していくところが感動を誘います。マヤと真澄が自分の思いにはっきり気づく場面や、マヤと亜弓さんが互いに気持ちを吐露する「あの」シーンは涙なくして読めません。これまでの話の集大成と言えるでしょう。
 
 紅天女の決着はまだまだ先になりそうですが、この巻で「第1部完結」(^_^; と考えてよいのではないでしょうか。まあ、最後の10ページほどは蛇足ですが・・
 コミックスの最新42巻でこの続きをちょっとだけ読めますが、話が完結するまでは続きは読む必要ないと思います。つまり、永久に読む必要ないかも??

とても愉快かつ痛快なオーディション場面 ★★★★★
 このガラスの仮面をみている読者の中にはオーディションの場面が最高に面白いという人がたくさんいます。主人公のマヤは水を得た魚のように天才ぶりを発揮し、他のオーディション参加者を全く寄せ付けない圧勝という今までにない設定でした(これまでこのマンガでのオーディションはマヤの失敗場面が多くありました)。一人芝居の場面は演劇(特にパントマイム)に関する深い造詣がないと書けないので作者の美内さんの努力に頭が下がる気がします。以前のヨーロッパでの取材が生きています。
 とても面白く読み進めます。
圧巻のオーディション風景 ★★★★★
23巻は姫川亜弓が主演する「ふたりの王女」のもうひとりの王女役を決める
オーディションにマヤが挑戦する巻です。
まったく先の読めない展開と、マヤが他の参加者に圧倒的な才能の差を
見せつけるところが、読んでいてものすごく快感で、既刊41巻の中で最も
好きな巻です。

ところで、この作品、物語もいよいよ大詰めですが、肝心の雑誌の連載は休載状態。
コミックスも1998年に41巻が出たきり、もう5年も新刊が出ていません。
コミックスは後の巻に行くに従って改稿部分が増えていき、雑誌掲載当時の
内容からどんどん離れていっています。美内先生もこのあとの展開に
苦慮されているのだろうと思いますが、何年かかってもぜひ完結してほしい
ものです。

思えば「花とゆめ」でこの作品の連載が始まったのは私が高校生の時でした(ああ、トシがばれる(^^;))。
今では中学生と小学生の我が子たちが夢中になって読みふけっています。
ヘタすれば孫の代までかかるかもしれませんが(笑)、私も最後まで
見届けたいと思っています。
紅天女の章が終わり、新たな章が始まる ★★★★☆
月影千草による紅天女は、すべてを見せることなく終わった。
観客(そして読者)はマヤと亜弓によって演じられることになる新たなる紅天女を待ちわびることになる。
そして、マヤと速水真澄は、梅の里でお互いが「魂のかたわれ」であることを確信するような体験をするが…。

いよいよ物語りも終盤に入ってきていると感じさせる、中身の濃い一巻です。