時代をや国境を超えて語り継がれてきたイソップの智恵に、英語で触れてみませんか
★★★★☆
イソップ寓話が40話。英語ですが、少し難しい表現や単語はわざわざ辞書を引かなくても後ろにまとめて説明が書いてあるので便利です。本のサイズも小さくてポケットに入る。さらに、一つの話が短くて読み切りなのもありがたい。よって、特に通勤・通学の時間を使って英語に触れたいという人には良いと思います。
TOEICレベル320〜となっています。確かに、かなりやさしいです。あっという間に読み終えました。ただし、ビジネス英語とは違うので、あくまでもこの表示は参考ですね。尚、それぞれのお話しにはイラストもついています。ほとんどカラーです。
英語に触れるという目的が伴わなければ、大人でわざわざイソップ寓話を買って読む人は少ないと思います。実際、ひとつひとつはそうたいした話ではありません。しかし、紀元前6世紀頃のギリシャ人奴隷であるイソップから端を発して紀元前3世紀に集大成されて今まで語り継がれてきたという簡単な歴史も併せて読むと、ちょっとした感慨を覚えると同時に、寓話として語られている人間というものの本質は2000年以上経っても変わらないものだな、と改めて思います。