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大地の子〈3〉 (文春文庫)

価格: ¥648
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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近代史を学ぶ。 ★★★★★
私の祖父母も旧満州で生活した経験があり、残留孤児の話は他人事とは思えない。36年ぶりに
妹と再会する陸一心。中国の農村の悲惨な現状が胸を打つ。現代中国というと上海に代表され
るように近代的なイメージがあるが地方の農村部というのは今尚、この物語の現状とあまり変
わらないのではあるまいか?
一言で中国といっても新疆ウイグルやチベットなども含めると広大な領土であるし、多くの
民族からなり、それぞれ文化も生活様式も違う。

山崎さんの小説を通して近代史を学んでいるようです。それにしてもケ小平の政治力には凄み
を感じる。
涙なくしては読めません ★★☆☆☆
 波瀾万丈の壮大なストーリーが予想通りに展開して、まるで漫画みたいだと思いながらも随所で思わず涙してしました。現実味が希薄ですが、娯楽読物として面白かったです。

 満蒙開拓団、文化大革命、残留孤児の問題を身近に届けた功績は大きいと思います。
忘れがたい「満州残留孤児」の生涯 ★★★★☆
 テレビ・ドラマ化された山崎豊子の連載小説『大地の子』が文庫で読めます。陸一心こと松本勝男と妹あつ子との三十六年ぶりの邂逅、そして日本企業に勤める兄妹の実父・松本耕次の苦悩、等々と、どの世代の人々にも戦争とその犠牲者の悲痛な思いを訴えかける傑作です。年齢・性別・国籍・民族の如何に係わらず、誰が読んでも感動させられるに相違ない推奨本と申せましょう。