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大地の子〈4〉 (文春文庫)

価格: ¥648
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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現代中国の実像。 ★★★★☆
すでにこの本が書かれてから20年以上が経ったとはいえ、現代中国(20世紀後半)の文化や生活の様相を
随所に垣間見ることができる。
支那(中国)というのはやはり広大な領土を有する国であり、その一部を見て全体を見たように思うのは
まさに群盲、象を撫でるのたとえであろう。

浮気を続ける夫であるとはいえ、妻が夫の行状を国家に密告する共産主義体制の恐ろしさ。
どんな場所であろうと盗聴されていることを前提として話をしなければならない政治家たち。
社会主義体制の国で暮らすということはこんなにも不自由なものなのかと改めて認識させられた。

高潔な人格を保つ陸徳志、どんな状況下でも最善を尽くそうとする陸一心。妹との出会いと別れ。
残留孤児といわれる方々の実態も生なましく描き出されている。
戦争での ★★★★★

中国と日本の歴史の認識って全然違うよね…

一度、中国人と話してみたいってすごい思った。

普通におもしろいか読んでみ!
涙なくしては読めません ★★☆☆☆
 波瀾万丈の壮大なストーリーが予想通りに展開して、まるで漫画みたいだと思いながらも随所で思わず涙してしました。現実味が希薄ですが、娯楽読物として面白かったです。

 満蒙開拓団、文化大革命、残留孤児の問題を身近に届けた功績は大きいと思います。
感動しました。 ★★★★★
読了。

嗚呼。。。重い4冊だった。。。

日中戦争、文化大革命、労働改造所、
日中国交正常化、日中合作プロジェクト、残留孤児。。。

自分が未だ子供のころ、中国残留孤児の問題がTVで
毎日のようにやってましたが、この本で描かれているような
複雑な背景があったとは。嗚呼。。。

ちなみに著者は中国残留孤児の「残留」はおかしいと。
「残留」だと意思を持って残っているようなニュアンスに
とられるが、実際はそういう意思はない。政府の責任逃れ
のための言い方だとしています。正しくは「戦争犠牲孤児」
だと。
切り取られた歴史の一部 ★★★★★
 切り取られた、というより抉り取られて残った歴史の一部を描いた小説、と表すべきか。
満州軍遁走によって中国に残された日本人残留孤児が、本人の努力でその出自と相対していく物語。
一部、偶然に力を任せたのでは、と思わせながらも、徹底した取材力に基づく話の流れが自然に頁をめくらせる。
 日中関係が良好な時、険悪な時に限らず、いつ何時でも読まれるべき作品。
涙なしでは読めません。 ★★★★★
涙なしでは読めません。