表題だけ見るとなんとも難しそうな感じを受けますが、
経済のテキストとは違い、難しい計算式もなく経済の
バックグラウンドのない方でも十分に読めます。
「開発における経済学のありかた」という感じでしょうか。
開発と経済学の関係は今大きく変わろうとしています。
それまでの、工業化・近代化理論をベースとしたマクロ的視点から
人間の潜在能力の開花・参加型の開発といったミクロ的要素に
注目が集まるようになりました。
本書を通して、このような変化する経済学と開発の関係の大きな流れと
その問題点を分かりやすく掴むことができます。