吉田秋生さんの作品は、新旧問わず全てが好き。数多い短編の中のただ1つさえ、「面白くない」と思う作品はありません。本当に!
中でもやっぱり生涯忘れられない衝撃作がこの「BANANA FISH」ですが、19巻に渡る壮大な全ストーリーの中で、吉田先生狂の私がなお心昂ぶるほどに、最高に大好きなのがこの第8巻。
深夜の街を突き進む地下鉄列車の中で繰り広げられる戦いは、本当に本当に息つく間もないスピード感と緊張感。そして、「アッシュ」という人物像をもの凄く典型的に深く鋭く浮き彫りにしている、印象的なシーンだと思います。