なにより特筆したいのは餃子や中華まんの類といった「皮を使った料理」の美しさです。
普段とは少しだけでも包み方に変化をつけるだけで随分とセンスのいい料理に変身します。
味はもちろん、この本のそういった点の芸術性を評価したいです。
また逆に「シンプルであることの美しさ」も。
一寸の乱れもない、きれいなまん丸のおまんじゅう・・・。
今すぐにこの手に触れたいほどの美しい作品(料理ではなく、あえて作品と呼ばせてください)たち。
目で楽しませるということへの徹底性が、素人とプロの違いでしょうか。
ため息がでるほど美しい作品ばかりでした。