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顔のない男 (キャラ文庫)
価格: ¥560
カテゴリ:
文庫
ブランド:
徳間書店
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天才俳優×新人俳優
★★★★★
過激なステージママに育てられて、演じることが日常になっている天才俳優飛滝は、役に入り込んでしまうと自分と役の区別がつかなくなってしまう。相手役に抜擢された音彦は、飛滝と一緒に演じるうちに、彼に惹かれ素顔の飛滝をつかまえたいと願う。最高の恋人も冷酷な悪役も演じることができる飛滝とのスリリングな日々。(じつはヘタレ攻め)
劇中、音彦演じる弟が殺される。そのことによって兄(飛滝)の怒りと悲しみがクライマックスにつながるという筋書きだ。しかし音彦は思う。架空の話とはいえ、兄弟で幸せな日々の生活を送っていた弟の気持ちがある。弟を大事に思う兄の気持ちがある。それを踏みにじるような筋書きでいいんだろうか?と。そういう視点があるからこそ、剛さんの作品は読んでいて安心できるのだと思う。
面白かったです
★★★★☆
読みやすくて面白かったです。私生活でも24時間ずっと役になりきってしまうのはちょっと恐いですね。主人公はどちらかというと演技が下手な俳優というのが、そこまで役にのめりこむこともなく、相手役の天才俳優の才能に嫉妬しなくて済んだんだろうなと思いました。だからこそ役の上での相手でも素直に好きになれたんだと思います。作中劇は兄と弟の話でシリアスですが、これがゲイカップルという設定だったらギャグになってしまったのかな・・・と考えてしまいました。
最後が…
★★★☆☆
タイトルがいいです。すごく好奇心をそそられます。読み始めもいいです。そうか、役者だったのか、なるほどね。 中盤は一番の盛り上がり。ほかの方々が絶賛されるとおり、役者と本人の境目に引き込まれます。弟役の彼もすごくいい。文章も魅力的で、さすが、評価が高いだけあるなぁ、と引き込まれていました。
だがしかし、映画を撮り終わって、ラストが! 役が終わったら、ちょっと、キャラ普通のにいちゃんすぎやしません???? 拍子抜け。あんだけすごい演技する人なのに、なんか、かるーい、普通の人になっちゃうし、受けも、軽い…。
期待しすぎた分、がっくし、という感じでした。
天才俳優が放つ、引きずり込まれるような演技力。
★★★★☆
著者は、時折読者を酩酊させるような文章を書く方なのですが、この作品には圧倒されました。
天才飛滝の演技は本当に演技なのか、それとも本気なのか。
主人公である受の視点で天才飛滝の演技を味わうことができるこの作品は、ボーイズラブという枠を超えてお勧めしたいくらいなのです。。。でも、露骨な表現があるのでたぶん無理でしょうね。ちょっと残念です。
評価についてですが、独特な文章が好きになれない人もいるだろうことを考慮して、星4個にしました。
いい作品ですね
★★★★☆
良かったです。考えてみれば誰にも経験があること、かもしれません。
自分の考えだと思っていることもファッションも誰風、みたいな。それを極端な話、全く自分というものを殺し、一人の役になりきってしまう。このために映画に撮らない部分まで私的生活を役柄に合わせてクランクインまで頑張らせる監督というのは、極限状態まで天才役者である主人公を屈服させているわけですが。
計算外というのはあって、「売れない役者」にさらわれてしまう。それでも、この監督がこの憎きライバルの出ている部分をカットできなかったのは、何より自分自身の芸術や意識を踏みにじることをプライドが許さなかったのでしょうか。
星1つの不足分は、欲をかいてしまいますが、弟役君にもう少し煩悶してもらいたかったかなと思った分です。彼が役者としてこの役をどう解釈したか。