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仇なれども (キャラ文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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上質の娯楽読物 ★★★★★
時代は幕末、瀬戸内海(たぶん)に面する架空の藩が舞台。
中央では廃れつつあった衆道の気風がまだ残る藩校で、錦と一磨は激しい恋に落ちる。しかし、攘夷派か幕府派かで揺れる藩内である事件が勃発、二人は追う者と追われる者に分かれてしまい――。

おもしろかった!

BLというジャンルで、こんなにわくわくドキドキする時代小説に出会うとは!
とくに、一磨が脱藩するにいたる経緯には手に汗にぎりました。
17歳の少年が初めて人を切り殺して男泣きに泣く場面が深く印象に残っています。
海辺の藩のうららかさや、新生東京の猿若町の賑わい、海軍省の権力争い、明治政府の不安定さ等々、背景が丁寧に描写されており、BLファンタジーをしっかりと支えています。
最後の方に「元の藩は長州藩とともに今は山口県となっている」とさりげなく入っていたのも、どうして最初から藩内の雰囲気が攘夷派なのか、に説得力が出てよかったと思います。

しかし一磨、かっこよすぎる。もう大好き。

今市子のイラストに惹かれて購入したのですが、この作品にはこの人のイラストしかありえないでしょう。
そのとき歴史は動いた ★★★★★
幕末~明治にかけての時代もの。

架空の藩が舞台なので歴史ファンタジーと言うべきかもしれないが、それなりの歴史観と幅広いボキャブラリーを持つ作者の、失礼ながら意外と本格的な時代小説だった。
こういうものを書ける現役のBL作家ってもうこの人くらい?
それほど厳密な時代考証をしてるわけじゃないと思うけど、おそらく落語、歌舞伎、映画などの素養があるのでしょう。

ただの「衆道もの」ではない、幕末から近代という時代の変わり目の8年間を、兄の仇として追うもの追われるもの引き裂かれた二人の若者の運命を歴史を背景にスケール大きくダイナミックに描いている。

剛しいらにはこういう、他の人が書けないジャンルをもっと書いて欲しい。

う~ん ★☆☆☆☆
私はこの作品は好きではありません。
表紙を見て買ったのですが、内容が引き込まれなかったし、あんまし面白くなかったので私は、途中で読むのをやめました。 
私的にはあまりオススメできない作品ですね。