インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

私にとって神とは (光文社文庫)

価格: ¥473
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
Amazon.co.jpで確認
私にとって神とは ★★★★★
 僕はプロテスタントの信者ですが、遠藤さんも指摘しているとおり、ピューリタン的清めの教会のあり方に、とっても疑問を抱いているものです。「いったい福音ってなんだ?」「救われるどころか、ますます救われないよ」と思ってしまう日本の正統的な教会のあり方は、本当にイエスさまが伝えた良い知らせなんだろうか。こんなに厳しい神様が本当に自分を救ってくれるのだろうかと悩んでいた所に、この本や他の遠藤さんの本に出会いました。
 厳しい神様でなく、どこまでも見捨てない愛の神様。これがホントの福音ではないかと強く思わされます。
 他にも井上洋治、曽野綾子、プロテスタントなら小田垣雅也さんなどの著作がおすすめです。
神は働きかける・・・ ★★★★☆
著者がクリスチャンであったことは、有名である。
これは、問答のかたちをとって、彼がキリスト教をいかに受け入れ、解釈してきたのかを綴ったインタビュー集である。

大概の日本人が生来にして仏教徒であるように、著者はカトリックであった母親の影響で、幼少の頃に洗礼を受けている。
押し付けがましいと感じていたのか、そのころはキリスト教の教えは、自分にはしっくりこなかったという。
しかし、次第に教えを受け入れてゆき、最終的には著者の宗教観を「沈黙」という作品にまとめ上げている。
そこに至る過程をつたない仏教説話を例題にあげ、すこしでもわかり易く伝えようとしている。
そこからは、キリスト教を含め宗教に対する真摯な姿勢が感じ取れる。
人を一様にくくれないのと同じに、宗教観もひとそれぞれ違っていいのではないかという、著者の広いスタンスの物腰に共感を覚えた。

愛と慈悲について ★★★★★
遠藤周作の語るキリスト像は、優しい。
キリスト教について知らない人にも、キリスト教会に辟易している人にもお奨めの一冊。
私は神について、聖霊について、信仰について、語られると、つい堅苦しく構えてしまうのが常だが、遠藤周作によるとすんなり受容できてしまう。
勿論、全てについて頷けるわけではないが、氏の持つ信仰の余裕と、氏の人に対する優しい眼差しは、成熟した大人のクリスチャンの姿を感じさせる。特に、未だ癒されぬ心の傷を負っている者にとって「愛と慈悲の問題」について氏が語っている部分は、大きな慰めとなると思う。
遠藤思想のすべてを鵜呑みにすることはきわめて危険です。 ★☆☆☆☆
 遠藤周作は「私にとって神とは」(光文社文庫)p.166、p.215でテイヤール・ド・シャルダンを絶賛しまくっていますが、ヴァチカンはこの本の初版の出版の前に二度にわたってテイヤールの著作に関する厳しい警告を出しています。

「(テイヤールの流通している諸著作が)カトリック教義に反する曖昧性や深刻な誤謬を含んでいることは十分に明白である。

それゆえ、・・・聖庁は、全ての教区司教、修道会上長、神学校校長、大学総長に、テイヤール・ド・シャルダン神父と彼の追従者の諸著作によって引き起こされている危険から、人々の精神を、とくに若い人々のそれを守るように強く勧告する。」 (WARNING REGARDING THE WRITINGS OF FATHER TEILHARD DE CHARDIN ,Sacred Congregation of the Holy Office )

 以上のようなヴァチカンからの警告にもかかわらず、またそれは現在も何ら撤回されていないにもかかわらず、遠藤周作や上智大学教授百瀬文晃師、オリエンス宗教研究所をはじめとして、日本のカトリックの中にはテイヤールの教説を支持する人々が数多く存在し、またその言説は広い影響力を及ぼしています。大変危険な状況です。

 テイヤール主義は、「進化する神」という思想を提唱している点で、神の不変性を主張するキリスト教の正統的教義と正面から矛盾するばかりでなく、神智学・ニューエイジ的疑似宗教にかぎりなく接近しています。現にニューエージャー自身が、自分たちの思想の先駆者としてテイヤールにしばしば好意的に言及しています。(ファーガソン「アクエリアン革命」実業之日本社など参照。)ニューエイジ運動は教皇ヨハネ・パウロ二世の著作「希望の扉を開く」(新潮文庫)で、「新たなグノーシス主義」として鋭く批判されました。

 テイヤール主義に関する最も徹底した批判文献としてつぎのものをおすすめしておきます。
Wolfgang Smith,Teilhardism and the New Religion (TAN Books)
ISBN 0-89555-315-5

生きる力を与えられました ★★★★★
自分がとても苦しい精神状態のときに出会った本です。
肩の力を抜いてごらん、私にとっての神様っていうのは、信仰っていうのはこんなに楽なものなんだよと教えてくれて、ふっと気持ちが楽になりました。
今でもわたしの中の大切な一冊です。