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私のイエス―日本人のための聖書入門 (ノン・ポシェット)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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キリストを知らない人に ★★★★★
聖書も読んだことがなくてキリスト教もよくわからなかったけど、この本を読んで、自分にひきつけて神様について考えることができました。聖書に興味があって一度は読んでみたいという人にお薦めです。
曇りなき目で ★★★★★
イエスが歴史上に実在したことを、はっきり示してくれる本です。
イエスは、普通の人間だったのかと、今更のようにびっくり。
ダ・ヴィンチ・コードの次に読みたい本です。
はっきり言って、ダ・ヴィンチを超えてます。
面白いし、泣けます。
私の人生を変えた一冊 ★★★★★
最初は「ユーモアエッセイの作家」としか思っていなかった遠藤さんの、この著作を読み、私はイエス・キリストを心から尊敬するようになりました。
やがて聖書を愛読するようになり、以前と比べて大きな心の平安を得ることが出来ました。
私自身は聖書に記された奇跡物語が事実がどうかといった議論の答えはわかりません。
しかし、マタイの福音書のなかで、パンを分け与えた奇跡物語のすぐ後にイエス御自身の「パンのことについて言ったのではないことが、どうしてわからないのか」という言葉が記されいることに何か深い意味を感じます。

もう一点。最近のキリスト教の文献(ユダの福音書)の研究でイスカリオテのユダが、単なる裏切り者ではなく、実はキリストの教えを他のどの弟子よりも理解していたのではないかとの説がありますが、遠藤さんはそれらの研究に寄らず、はるか以前にそのことを見抜いていたと感じさせます。
単なる教条主義のキリスト教者から説教されても私は聖書を手にしなかったでしょうが、遠藤さんの著作には異国の異教徒にイエス・キリストを敬愛するきっかけを生み出す力があると思います。
第三者にとって非常に入り込みやすい ★★★★★
キリスト教の人たちの文章は(自分たちで気づいていないのかも知れませんが)非常に独特で、自己完結したものが多い中、この作者の文章には出来うる限り、イエス像をクリスチャン以外の第三者へ伝えようとする熱意が籠もっている。
どのような権威が言った言葉であっても、現実にあわないことを「ある」ということは空しい。
いくら信徒は信じ込ませても、いずれ訂正しなければならない時が来るのはガリレオの地動説を弾劾した前例から明らかである。
「盲信」はどの宗教にあっても「カルトの萌芽」である。
その点、この作者は非常に冷静だ。好感が持てる。
第二バチカン公会議の教えを攻撃する危険な著作家 ★☆☆☆☆
 遠藤周作は、「カトリック作家」ということになっています。カトリック信徒は、その公の言動において、カトリック教会の教導権の教えを否定するような言説をばらまくことはなんらゆるされていません。(教会法1369条、1371条など参照。)

 しかるに遠藤周作は例えば、

「それはこの婚姻の席でイエスが「水を酒に変えた」という象徴的な出来事の意味である。 聖書の中ではイエスの奇跡として語られているこの行為は、実はイエスと弟子達との関係を暗示しているのだ。」
(遠藤周作「イエスの生涯」新潮文庫p.39)

「イエスは群衆の求める奇跡を行えなかった。・・・子を失った母の手をじっと握っておられたが、奇跡などはできなかった。」 (同p.95)
「現実に無力なるイエス。現実に役に立たぬイエス」 (同p.191)
「現実には力の無かったイエス。奇跡など行えなかったイエス。」(同p,213)

 と、カナの婚礼における奇跡の事実性を否定し、イエスには「奇跡はできなかった」と繰り返し執拗に主張しています。すなわち、福音書における奇跡の記述はいずれも事実ではありえない、私はそのようなことを断固として否定する、と繰り返し明言しているわけです。

 いうまでもありませんが、このような解釈は過去のいかなる教会教父、教会博士によって主張されたこともありませんし、現在のカトリック教会の教えでもありません。

 第二バチカン公会議「教会憲章」58を読めば明白なとおり、ヨハネによる福音書第二章のカナの奇跡のエピソードの史実性は当然の前提とされています。

 つまり、遠藤は第二バチカン公会議の教えを攻撃しているということです。

 聖書の入門書としてはリチョッティ「キリスト伝」や、福者アンナ・カタリナ・エンメリックの著作をおすすめします。

 また、遠藤が依拠した聖書学者の見解の多くがなんら論理必然的なものでないということにかんしては、William G.Mostの著作を参照することをおすすめします。(Catholic CultureやEWTNといったサイトで公開されています。)