北斗杯編、スタート!!
★★★★★
ヒカルの碁、北斗杯編スタートです。
当然のことながら、この作品において藤原佐為ファンは多いでしょうし、
その佐為が表立って出てこない(ヒカルの碁の中に、佐為は生き続けていますが)、
北斗杯編を残念に感じる方は多いでしょうが、個人的には、ここからのストーリー、
大変面白い、感じますし、大好きです。
「佐為が存在した」ということを、碁で知らしめるために、神の一手を極めるべく、
碁に打ち込むヒカルの姿を見ていると、ヒカルの心の中で佐為はいき続けているんだな、
ということを、改めて感じます。
また、碁会所での、ヒカルとアキラの碁をめぐる、市河さんいわく、小学生レベルの
ケンカも、実にほほえましい・・・。
番外編でも載っていますが、一部での序盤のアキラは、好きな碁のことを語り合える
同年代の友達がいない、ある意味かわいそうな子供、でしたが、こうやって碁のことで
対等に語り合うことができる友達が、やっとこさアキラにもできたんだな、というのを
見ていると、今のほうがよっぽど楽しんで、碁を打っているように感じます。
表紙の、社の姿もいいですね、彼の存在も、この漫画には今までいなかったキャラで
個人的には、大好きです(彼の家庭環境や碁をやり続ける理由などを見ていると、
応援したくなる登場人物の一人ですね、願わくは、北斗編後、社がヒカルやアキラと
どう絡んでいくのか、彼らの将来も見てみたいですが・・・)。
再び、アニメも放送しているので、まだ原作を読んでいない方は、ぜひ読んでほしい、と思います。