分かりやすい解説で、子供も興味を持ちます。
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まずは表紙。この写真を知らない人はいないでしょう。ここが読者を漱石の世界に引き込む第一のポイント。
難しく考えなくとも、ただペラペラめくるだけでも、もちろん、最初からじっくり読んでも漱石の歩んだ世界がとても身近に感じられます。
写真集?と思うほど当時の様子が写真で伝わってきます。文章も平易なので、小学校5年生の息子もめくりながら楽しんでました。
漱石ファンとしては持っておいて損はない「必須の一冊」だと思います。
とにかく面白い
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一昨年江戸東京博物館の「漱石展」で一度購入し、友人に譲ってしまったので再度購入したほどのお気に入りです。その作品を通して文豪としてしか見ていなかった漱石の生活者としての側面や時代背景が鮮やかに描かれていて、写真も多くコストパフォーマンス抜群の一冊です。漱石の人生は本当に面白い!!
漱石の貴重な資料の数々
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明治という時代を生き抜いた夏目漱石。彼が生まれたときから
死ぬまでの貴重な記録が、この本の中には収められている。
裕福な家に生まれながら決して幸せだったとはいえない幼少時代、
文学を志すようになったきっかけ、学生時代の交友関係、妻鏡子
さんや子供たちとの日々などなど・・・。どれも興味深い事柄ばかり
だった。小説だけではなく、漢詩や俳句、絵などにも情熱を燃やし、
数々の作品を遺している。それらの写真も、とてもよかった。
本のタイトルは「文豪・夏目漱石」だが、この本では「文豪」としての
顔だけではなく、夫としての顔や父親としての顔も垣間見える。漱石
ファンの私にとっては永久保存版の本だ。いつまでも手元において、
時々眺めたいと思っている。