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白い兎が逃げる (光文社文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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中編のうまみ ★★★★☆
4編の中編が収められています。
アリバイ崩しが2編、ダイイングメッセージが1編、動機探しが1編です。
いずれも有栖川作品おなじみの火村・有栖川コンビによるものです。
国名シリーズなど他の作品を読んでいても、
この作者は、長編ではちょっとダレるところがあって、
中編で才能を発揮するタイプと思っておりました。
まさに、正解!
短編よりも一ひねりきいた、それでいてモタツキ感のない作品で、
楽しく読めました。
気になるところがないではないけど ★★★★☆
短編のような中編集(笑。
中でも、ダイイングメッセージがテーマの3本目「比類のない神々しいような瞬間」が個人的に好きです。あとがきによると「賞味期限のあるアイディア」ということで、早めに読んだほうがいいかもしれません。
2本目の「地下室の処刑」では、「暗い宿」に収録されている「異形の客」に登場したシャングリラ十字軍の登場も。
トリックなどに気になるところがないではないけど、有栖川氏の文章がお好きな方なら十分楽しめます。
着想の妙 ★★★★☆
 火村シリーズの短編集。中編が4つ収録されている。
 表題作はなかなかの出来。無理はある。しかし、着想の妙に見とれてしまって、瑕疵が気にならなくなる。ほかの3編もそこそこ。
 著者はしばらくスランプに陥っていたが、この作品あたりから気を取り直してくれた。殺人や事件の「シチュエーション」をトリックに使い、プロットそのものに謎を組み込むことに成功したからだろう。ただ、そのせいで話がどんどん長くなり、本書も短編集ではなく、中編集になってしまったようだ。
有栖川有栖が好きな人へ ★★★☆☆
有栖川有栖が好きなので、読みました。
面白かったよ。でも先週読んだのにもう内容をあまり覚えていません。
暇つぶし、そんな程度のものです。だんだんキャラだけで買うのは疲れてきた。
火村有栖コンビ ★★★★☆
ちょっと目を離しているうちに、作中世界が広がっていた。
カルト宗教から派生したテロ組織?
こっちの方へ向かっていく人だとは想像していなかった。
個人的には、名探偵と助手のコンビネーションがとても好きなシリーズなので、あまり仰々しい展開になって欲しくないな、などと思いながらあっという間に読了。面白いのは確かです。