うーん・・・。
★☆☆☆☆
初めて有栖川センセの小説を読んだんですが。
ビックリする程、つまらなかった・・・。
なのにレビューは絶賛系ばかりなので
私は人と感覚が違うのかな??と思ったり(笑)
オチも犯人も直ぐ判る物ばかりだったし。うーん・・・。
あえてどのお話が良かったかと言うと【月宮殿殺人事件】かな。
次回は長編を読んでみたいと思いました。
有栖川版「夜の館」シリーズ
★★★★★
◆「黒鳥亭殺人事件」
火村とアリスは、彼らの旧友の天農が
娘の真樹と住んでいる黒鳥亭を訪れる。
なんでも、裏庭にある古井戸から、以前のそこの住人で、投身自殺したはずの男の
死体が、死後一週間ほどしか経過していない状態で発見されたそうなのだが……。
火村と天農が、事件について話しているのと
同時進行で、アリスは真樹の子守をします。
アリスがイソップ童話のある作品を真樹に読み聞かせた後、
二人は〈二十の扉〉というクイズをするのですが、この二つが、
本作のメインモチーフとなっています。
全編を覆う「黒」のイメージと対照的なクイズの答えが、事件の
真相を象徴し、救いとやりきれなさを同時にもたらしています。
おもしろい
★★★★★
有栖川先生の作品は滅多にはずれがなく面白いですがこの作品は特におすすめです。
六編が収録されていますがどれも完成度が高くて面白いです。
黒鳥亭でのオチはちょっと残酷だったけど意外でよかったし、月宮殿ってそうだったのか!と勉強になったし、雪華楼での事件の真相はすごくびっくりした。
紅雨荘と絶叫城の事件は有栖川先生らしい論理的な話でやっぱり有栖川先生のお話は面白いなぁと脱帽。
読んでみてびっくりな作品です。
インパクト大。
★★★★★
『絶叫城殺人事件』――このタイトルがすごいと思う。
やたらと目を引くわ好奇心を掻き立てられるわ。つい手に取ってしまう。
そして肝心のその内容もまたすばらしい。
本のタイトルの『絶叫城〜』をはじめ6篇が収録されているのだが、あるものは叙情的であったり、またあるものは不気味であったり、と様々な色を備えている。
どんな話かはまぁ読んでのお楽しみ(興をそがないようにしたいので)。
どれも甲乙付け難い作品ばかりで、本当に贅沢な一冊だと思います。
そして読み終えると、そのタイトルが如何に的を得たものであるかが分かります!
謎解きミステリではなく
★★★★☆
時々思うんだが、ミステリ作家が短編を書くときというのは、「トリックを思いついたが、これじゃ長編にならんなあ...」というケースが結構あるんじゃないだろうか。
とはいえ、作者は読後に叙情的余韻を残す世界をめざしている感じで、味わいのある短編集です。
特に、「黒鳥亭」の女の子の可愛らしさと「絶叫城」での『心の闇』に対する作者の毒舌については一読の価値あります。