斜に構えた議論が面白い
★★★★☆
ジャーナリストで夫婦の二人がハーバードに留学し,そこで見聞きし感じたことをまとめたものです.ハーバードというと無条件に礼賛する人が多いのですが,二人がそれぞれ違った感想を持ち,少し斜に構えた議論が面白いですね.
ハーバードの授業の話はもちろん,キャンパスの話,学内政治の話や台湾問題などいろいろな話題が書かれており,ハーバードの一面を知るのにはよいのではないでしょうか.ハーバードというとビジネススクールが有名ですが,二人が留学したのはビジネススクールではなく,ジャーナリスト向けのプログラムのようですので,よくあるビジネススクール留学記とは少し経路が違います.
ケネディスクール
★★★★☆
ハーバードのケネディスクールへ一年間留学した大門氏とその夫田中氏による共著。ケネディスクールのフェローシップや講義、セミナーなどがどう組織されているかが分かる。最も興味深いのは、ケネディスクールの教員がいかに政界、行政と密接かが垣間みれる点。政治家、役人の天下り先とも呼ばれかねないが、常に最新の情報と事例を盛り込んだ実践的な講義を提供する大学のシステム、そして日本の大学ではまず見られない教員の流動性には圧巻。
ハーバードが多少は身近に感じられる。
★★★★☆
ハーバード大学についての基本情報と様子がよくわかる。
実際の授業の様子と教授のレベルや実績や人柄なども
詳しく書かれている。
ざっくりとした世界がわかった気にはなる。
読み物としておもしろかった。
臨場感のある留学体験記
★★★★☆
最初はハーバード大学に関する田中宇氏のルポルタージュのイメージで本書を読み始めたが、実際の内容からは、ジャーナリストが留学生として訪れたハーバード大学の体験記という印象を受けた。内容は田中宇・大門小百合夫婦が分担して各章を執筆する構成となっており、夫の田中宇氏がアメリカの外交戦略におけるハーバードの立場・役割等を独自の視点で分析する一方、妻の大門小百合氏がニーマンフェローとして体験した他の学生との交流や、講義での体験談を綴っている。ジャーナリストがハーバード大学の思想に対峙したときの問題意識、また同大学においてジャーナリズムを専門に研究する学生が、どういった問題意識で講義を受け、課題を実践するのかといった点について、全容の一部を垣間見ることができた感があり、非常に興味深く読むことができた。
稚拙な文章だが、内容はそれなりに面白い
★★★☆☆
稚拙な文章。
マスコミ関係の仕事をしているとは
思えないようなミスが散見される。
文法(日本語)の基礎を理解していないのでは?
そのうえ、推敲不足・校正不足が顕著に現れている。
内容自体は面白いのでこの本を購入した事は後悔
していませんが、あまりにも幼稚な間違いが多いので
読んでいて違和感がありました。残念です。