マーガレット・ワイズ・ブラウンとクレメント・ハードによる『My World』が、30年ぶりに復刊となった。姉妹版である名作絵本『Goodnight Moon』(邦題『おやすみなさいおつきさま』)と同様、幼い子どもたちを元気づけ、彼らの心を魅了する。『Goodnight Moon』と同じスタイルで、「歯を磨き、朝ごはんを食べ、魚釣りに行き、本を読んでベッドにもぐりこむ」といった子ウサギの家族の1日を描写する。どんどん広がっていく子どもの世界は、白黒とカラーのページを交互に使って描かれている。ある場面では、青いつなぎ姿の子ウサギが、楽しそうに木製のトラックを修理し、おそろいのつなぎ姿のパパが、ガレージのすぐ外で本物の車を修理している。
最近『Goodnight Moon』のとりこになった人々は、50年以上も前に創作されたこの絵本の中に、おなじみの登場人物やイラスト、やさしくリズミカルな文章を発見し、大喜びするだろう。同様に、昔からのファンの人々も、わくわくするにちがいない。
モノトーンのページでは"My spoon.Daddy's spoon."など、所有代名詞+名詞の簡単な英語がリズムよくいろいろ出てきて、大小のもののシンプルな挿絵があります。絵を指しながら"my"のところを子供の名前に置き換えて読むと娘は大喜び!数回目で自分で勝手に読めるように(というか暗記している)なりました。
カラーのページにはほとんど文字はなく、絵を指しながら勝手に話しかけたり質問したりしています。
なるほど、絵が主体のところと文が主体のところをカラーとモノトーンで示しているのですね?!もうびっくり!!
"Good Night Moon"同様、言葉の使い方やライムが美しく、しかも子供の視点で書かれていてかつシンプル!
ぜひ多くの方に読んでいただきたい本です!