ホントこの手のタイプって、日本人は嫌いだよな。
キーチも、朝青龍も、頑張れ！

作品としては、力強く、 完成を目指す、(いや、) テニスのラリーで得点をとるように、切り裂く。 桃ちゃん、秋ぽん、祖父母たち、人間描写もおもしろいです。 だけど、読まなきゃよかったとも思ってもいる、 少なくともこんなゲツヨウの夜には。 一番気になったのは、まさるくんの父親でした。 人を土下座させるような人間にだけはなりたくないし 自分の旦那はそんな男であってほしくないし 自分の子どもの父親はそんな男であってほしくない。 だけど…! なんかね、あんなやつもおそらく今の自分より年下?だろうし、 あのあとどうなったかが気になる。 書いてて落ち着きました。 まだ途中なんですもんね、 楽しみではありませんがまた読もうっと。

　桃ちゃんにさらわれて伊豆に流れ着いたキーチ。桃ちゃんの古い知り合いである秋ポンとの出会いはキーチの人生を変えた。キーチと同じ境遇だった秋ポンは素敵な大人だった。いま、こういう真っ当な大人は一体どれだけいるのだろう？

　キーチは、哲ちゃんに言われたひとりで生きることの凄さを秋ポンに感じた。そうして、やっと両親の死を正面からうけとめ、新たな人生をスタートさせた。
　最初はキーチに戸惑っていた秋ポンの心も揺れ動く。二人の心が一瞬解け合った後の悲劇が何ともいえない。
　新井マンガの真骨頂の一つが静かに展開されている秀作。

最初から読んでいなかったのでおかしなストーリーだなと思っていたのですが1巻から読み始めてストーリーにのめりこんでしまいました！いろんな形の愛を感じます！絵がとても大好き！