2歩下がったり、立ち止まったり走りだしたり・・。小津先生と原先生の関係は一体ドコに辿り着くのか?
この巻では、二人の間に(やっと)明確なつながりが出来たかと思ったのに結局それっきり、物語は煮え切らないまま進展していく。読者としても、すごくいじらしい。 でも、 ちょっとずつ、 ちょっとずつでいいから、どうか原先生にはいつか幸せになってほしいと心から願う。

タカコサマ、泣かないで!!

タカコサマが独りでも強くいようと気張るけど小津の思わせぶりな態度に流され、
独りでも大丈夫という気持ちとは裏腹に全然ダメダメで一人振り回されたあげくにうだうだ悩んで結局は自己嫌悪に陥る。
一通り恋愛経験のある大人の女だからいけない恋だとわかっていて、予防線も張ってはいるのだけど目先の誘惑にもっぱら弱い。
見た目のクールさとは程遠い意志の弱さ…、まぁこの弱さを黒沢につけ込まれた訳だけど。
独りでちゃんとしようと頑張って、でもやっぱりダメで流されてしまう。
そして、どうしようもなくなってまいっている姿がたまらなく愛らしい…。
そんな魅力が凝縮されている６巻。
小津と２人っきりの遠足の下見で、何気に勝負下着を着てくるタカコサマに萌える。
そして、一人寝の女の淋しさに胸が熱くなる。